仕事やめるって言ったら給料があがった

仕事やめるって言ったら給料があがった

 

わたくし、けっこう前からクラウドソーシング系のサイトを通して低賃金の翻訳の仕事を定期的にいただき、平日の夜や週末を使いチマチマと翻訳バイトをしています。 最初の方は仕事が来るのは週に1回とかそれくらいだったのに、どんどん量が増えて最近は常に仕事があるような状態になってました。 でも1件あたりの報酬が手取りで1000円くらいなんですね☆ 普通にやると3時間くらいかかるから、時給が300円ちょっとっていう奴隷待遇なのですが、「英語の勉強になるから(>_<)」って自分に言い聞かせて続けていました☆

このバイトをすると確かに英語力は上がります。特にリーディング力。一応お金貰ってるから、正確に訳さなくてはと思って普段なら飛ばすところも辞書を引いたりしてちゃんと調べますからね。

でも、もう飽きたので、今仕事をくれてる客から新しい依頼が来なくなったらもう翻訳バイトはやめよう、と常日頃から思っていたのですが、依頼がなくなるどころが増えていってます。 そうしてる間にNZは冬になりました。

 

もう限界だよ(>_<)

 

先日私はそう思いました。 いつも思うんですけど、すっごく物価が低い国で暮らすなら時給300円でもいいのかもしれませんが、ニュージーランドの物価は高いんだよっ(笑) しかも私は外食好きだから、「ようし、今日は4時間も翻訳を頑張った自分にご褒美☆」って外で鴨のBBQ食べたりすると5時間分の報酬が時空のはざまに消えて無くなります(>_<) なんならマイナスになります(>_<)  ダック食べなきゃいいじゃんって話でもないんです。 だってコーヒーとケーキでも$10とかするんですよ(ToT)

 

というわけで私を奴隷扱いする依頼人にメッセージ。 いつまでも私がNZの羊みたいに沈黙の中で毛を刈られると思うなよっ☆

 

私「すみませーん☆ 今回ので最後にしてください☆ もうやめます☆ 妖怪やめます☆」

 

依頼人「え、なんで、まだまだ仕事はあるよ」

 

私「どうか全部他の人にゆずってあげてくださぁい☆」

 

依頼人「どうしてやめたいんですか?」

 

私「いや~報酬がちょっと。1件あたりけっこう時間かかるから、時給にすると300円くらいなんですよね~、2倍くれるならまだマシかもって思えますけど」

 

依頼人「じゃあ2倍でいいよ。2000円でどう?

 

(゚д゚)!ガビーン

 

そんな簡単に報酬が2倍になるの!?

 

私「え、その金額なら私よりも英語が上手な人がやってくれるんじゃないですか? なぜ私に?」

 

依頼人「確かに別にナタリーさんの翻訳は可もなく不可もなくっていうレベルなんですけど」←そこは嘘でも「いえ、素晴らしいですよ」って言おうよ(>_<) そういうところだぞ☆

 

依頼人「翻訳の仕事を頼む時に私達が一番重視するのって英語力じゃないんですよ。それよりも、多少ミスとか抜けがあっても期限を厳守してくれることなんです。ナタリーさんはいつも期限の前日に出してくれるから、仕事頼みやすいんです。」

 

 

技術よりも納期。

 

真理か☆

 

確かにそうかもしれないですね。 例えば小説とかの芸術作品を翻訳するなら、しっかりした英語力と、センスある文章を書ける日本語力が最重視されるでしょうけど、たぶん世の中の翻訳でお金貰ってる人の90%以上は私みたいに「情報の伝達ができればいい」という案件がメインでしょう。そういう仕事だと、きっと納期を守れることが1番大事になるんですね。 特に翻訳は私みたいなアマチュアの人が参入しやすい業界でもあるから、趣味の延長でやってみる人も多そうですしね。

 

依頼人「当日になって「ごめん、あと3日ください。」って言ってくる人とか、あとたまに音信不通になる人とかいるんです。普通に困りますよ。」←自分の払ってる金額が低すぎるのが原因とは思わないのかな♪

 

というわけで、翻訳でお金を貰う時に一番大事なのは期限を守ることというお話でした☆

 

時給が上がったので、もう少しだけこのネットのバイトを続けることにしました。それでもまだNZで普通に働くのに比べると低いんですけどね(>_<)  それもまた人生ですね。