ニュージーランドの高校生の英単語ボキャブラリーは日本人の難関大学生以下だった ~ネイティブなのに~

ニュージーランドの高校生の英単語ボキャブラリーは日本人の難関大学生以下だった ~ネイティブなのに~

ニュージーランドの高校生が先日、卒業試験を受けたのですが、歴史の問題文に出てくる単語が分からない生徒が続出し、“マーキングをユルくして”という著名運動が始まりました。 現時点で既に1300名分の著名が集まっているそうです。

 

問題の試験というのは、Year 13 (日本でいう高校三年生)の歴史の試験です。 

 

そして問題はこれ↓

 

問:

「ユリウス・カエサルが言った次の言葉に関して、あなたはどの程度賛成しますか? 歴史上の出来事の例などを挙げて、あなたの意見を教えてください。」

 

“Events of importance are the result of trivial causes.”

 

これは直訳すると、「重大な出来事は些細な原因の結果である」です。うーん、これって、要するに地球の裏側でちょうちょが羽ばたくと竜巻が起こるっていうアレのこと? それとも風が吹けば桶屋が儲かる的な…って違うか☆

ちなみにユリウス・カエサルさんは他にも「ブルータス、オマエもか」という名言を残しています♪

この問題文が理解できなかったせいで、多くの生徒が見当違いなことを書いてしまい、それで不合格になるんじゃないかと心配しているとか。

そして多くの高校三年生のキーウィがひっかかったのはこの中の trivial という単語です。

 

この単語、日本人なら多くの人が知ってそうですよね。昔やってたテレビ番組、「トリビアの泉」のトリビアですよ☆

 

Triviaは「ささいなこと、つまらないこと、豆知識」という名詞ですが、Trivial はそこから派生した形容詞で、意味は「ささいな、とるにたらない」です。

 

高校三年生の生徒は「Trivialなんて単語、普段の生活じゃああんまり聞かないもん!知らないよっ!」と怒っています。 「ささいな」という意味ですが、「重大なこと」という意味だと勘違いして回答する生徒も一部にいたらしいです。そうすると答えがもう180度変わってきますね☆

 

選択式でなくて、作文系の問題だから、きっと配点も高いんでしょう。

 

さて、17~18歳のネイティブスピーカーの半数弱が分からなかったというこのtrivialという単語、一体どのくらいのレベルの単語なのでしょうか?

 

オンライン辞書のWeblioで調べてみましょう☆

 

最近のオンライン辞書は単語のレベルまで出してくれるので、とても便利ですね♪ 

 

ためしに元記事に出てくる単語のcomprehensionを調べてみます。

 

Comprehension

主な意味: 会得、理解力、包容力、包含、含蓄

レベル:7英検:準1級以上の単語学校レベル:大学以上の水準TOEIC® L&Rスコア:730点以上の単語大学入試:最難関大対策レベル (Weblio より)

ejje.weblio.jp/content/comprehension

 

Comprehension のレベルは英検準1級、TOEICなら730レベルらしいです。

 

ネイティブの高校生だったら英検準1級レベルの単語は知ってて当然ですよね!

じゃあ trivial って実はものすごく難しい単語?

 

調べてみます!

 

trivial

主な意味:ささいな、つまらない

レベル:5英検:2級以上の単語学校レベル:大学以上の水準TOEIC® L&Rスコア:600点以上の単語大学入試:難関大対策レベル (Weblioより)

ejje.weblio.jp/content/trivial

 

…あれっ?

 

レベル:5 英検:2級以上の単語学校レベル TOEIC® L&Rスコア:600点以上の単語大学入試:難関大対策レベル

 

英検2級レベルですっ(>_<)  キーウィのネイティブ高校生は英検2級レベルの単語を知らないのです(>_<)  TOEIC600点レベルっっっつつ☆ 英検2級というのは日本で言う高校卒業レベルですよ(>_<)

 

しかも難関大対策レベルとか書いてあるってことは、日本の高校生でも難しい大学を狙う子達はこの単語を知ってるってことですよね…。

 

なんということでしょう☆ 日本の高校生は本気を出すとNZのネイティブの高校生よりも英単語を知ってることになるのです。

 

NZの高校生の語彙力ヤバいですね☆ ←私も語彙力がヤバい

 

逆に、彼らは普段どんな単語を使って会話してるんでしょうか…

 

でも、よく考えたらそれは日本も同じかな。 「やべぇ」と「マジで?」の2語しか使わずに10分くらい会話できる高校生もいますもんね(笑) 正直私も人のことあんまり笑えないレベルだし…

 

ちなみに私はtrivial という単語は知ってましたよ。 以前、IELTSの勉強で使った速読速聴・英単語 Core1900 ver.5の中にしっかり入っていたからです。 Comprehensionも入っていますよ。

速読・速聴英単語Core

このニュースを私はNZのニュースサイトであるStuffというところで読んだのですが、文中に使われている単語で私が分からなかったのはflummoxed(困惑させられる)と、snafu(混乱した)という2単語だけです。 どちらもWeblioで調べたら英検1級よりも高いレベルだったので、覚える優先度から見ると、今急いで覚える必要はありませんね。 

その他の単語は99%速読・速聴英単語Coreでカバーされていたので、この本をしっかりやるとNZの新聞はマジで辞書なしで読めるようになるんだなぁ~って今、勝手に感動してます。 

こんな感じで文章で単語を覚えられるようになっています☆

 

Trivialを知ってればネイティブの高校生も超えられるっぽいですしね(笑)

 

以前もおススメしたんですけど、もう一度おススメします☆ 速読英単語シリーズはいいですよ♪ 語学学校行くよりもこれをやりましょう☆

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元記事

www.stuff.co.nz/national/education/108620095/students-launch-petition-after-being-flummoxed-by-word-trivial-in-nzqa-exam