「財布は盗まれて戻ってきてないんだ。」を英語で言ってみよう☆

「財布は盗まれて戻ってきてないんだ。」を英語で言ってみよう☆

「友達だよね?助けてほしい。 ご飯食べに来たんだけど、財布忘れちゃったんだ。お金持ってきてくれる?」って友達のフリをして人をパシリ扱いしてくる人を上手くかわすために、今日は「財布は盗まれてまだ戻ってきてないんだ。」これを英語に直してみましょうね!

以前、「彼は私の財布を盗んでいきました」という文をやりましたね。それから思い出してみましょう。

 

He stole my wallet. 財布はwallet、 盗むはsteal 、過去形は stoleでしたね。

 

今までは「~をする」「~をした」という文をやりましたけど、今日は「~される」「~された」という、受け身の文を覚えます。

 

受け身の文は、

 

「主語+ be動詞+ 動詞の過去分詞」 という形で作ります。steal「盗む」の過去分詞は「stolen」です。これを使って 「私の財布が盗まれます。」という文を作ると、

My wallet is stolen.

となりますね!

 

盗まれたのは「過去」なので、この文を過去の文にします。

 

 

He steals my wallet. などの普通の文の場合は、動詞(steal)を過去形にすれば過去の文になりますね。 He stole my wallet.

 

でも、My wallet is stolen などの受け身の文の場合は、be動詞(isなど)が変わります。

 

My wallet is stolen.  私の財布が盗まれます。

My wallet was stolen.  私の財布が盗まれました。

 

これで「財布が盗まれた」という文ができたので、後は「財布がまだ返ってきてない」という文を足せばいいんですけど、実はもっと簡単な言い方があります。

 

現在完了形を使うんです。

 

現在完了形は、 have + 動詞の過去分詞形 で作ります(例: I have read this book.)。 受け身の文の文の場合、be動詞が過去分詞形になります。

 

My wallet was stolen. この文を現在完了形にすると、

 

My wallet has been stolen. こうなります。

 

だんだん複雑になってきてるので、受け身の文や現在完了の文を作るのは自分で色々なパターンを作ってみて、練習しましょうね~。

 

時制の「現在完了」と「過去」の違い

 

現在完了も過去も、両方とも過去に何かが起きたことを表すのですが、意味の中心が違います。

 

考え方としては、「過去にこういうことがあったけど、過去は過去だから。今は関係ないから。」という風に、過去と今を切り離しているのが「過去形」です。

 

「過去にこういうことがあって、だから今はこうなってます。」という風に、過去と今がつながっているのが「現在完了形」です。

 

過去形 → 過去は過去。話の焦点は過去だけ。

現在完了形 → それで、結局今はどうなってるの?

 

今回の例文も、現在完了形と過去形のどちらを使うかで意味が変わります。

 

My wallet was stolen.  財布が盗まれた(今は戻ってきてるかもしれない)

My wallet has been stolen.  財布が盗まれた(そして今も盗まれたまま)

 

現在完了形を使うことで、「財布が盗まれて、まだ戻ってきてないんだ」というのを一言で言い表せますね♪

 

「過去形か現在完了形か」と迷った時は、話で大事なのが「過去」か「今」かで判断しましょうね。 

 

過去形でも現在完了形でもどちらでもいい時

逆に言うと、これらの違いが重要じゃない場合は「過去形」でも「現在完了形」でもどちらでもOKです。

 

例えば、「ハリーポッター見たことある?」と聞かれた場合、

現在完了形を使って Yes, I have seen Harry Potter before. でもいいし、

過去形を使って Yes, I saw Harry Potter before. って答えてもいいんです。

「ハリーポッター見たことある?」って聞いてる人は、「過去にハリーポッターを見たことで現在のあなたはどうなったの?」とかを質問しているわけではないですからね(笑)

 

 

というわけで今日覚える文はこちら

 

財布が盗まれました(そして今も盗まれたまま)。

My wallet has been stolen.