続・アラサー会議☆ 日本人を食い物にするビジネス ~ニュージーランド~

続・アラサー会議☆ 日本人を食い物にするビジネス ~ニュージーランド~

アラサー4人の雑談はまだ続きます(笑)

前回の記事:

日本人を食い物にするビジネス~オーストラリア~

本当にオーストラリアの方が稼げるのか

 

NZには悪徳業者はいるのか

私「オーストラリアの悪徳業者がやばいのは伝わったんだけど、NZはどんな感じ?」

エージェントC「私はNZではエージェントとして働いてないから、わからないですね。」

 

ペペロンチーノA子「B美こっち長いじゃん? そういうの見たことある?」

 

アイスB美「悪徳っていうか、ヤバい求人は普通にあるよ。過去に何度も、NZ在住日本人ご用達の求人サイト某NZなんとかで、

 

レストランでボランティア募集「ランチタイムの無給ボランティア募集!一日2時間の簡単労働!ランチ付き!リファレンスになってあげます!」

とか、

 

翻訳インターン募集「技術書の翻訳800ページ(←インターンにやらせる量じゃない)。TOEIC700以上で応募可。無給ですが、リファレンスは書いてあげます。」

とか、

 

とある日本人学校「引きこもりの子供たちを助けるボランティア募集!一日7時間週5日。繊細な日本人の子供たちがあつまる学校です。子供のために働いてみませんか?無給ですが、食事などは出ます」

 

…みたいなのはずっと前に見た。最近は全然あのサイト見てないからわかんないけど。」

 

私「いや、金払えよっ!っていうね…☆」

 

ペペロンチーノA子「どれも舐めとんのかって思える求人だね(笑)」

 

アイスB美「そういう案件は何度も某NZなんとかの掲示板に上がっては消えていったの。 オーストラリアの業者と違って素人っぽいから、求人の段階でしっかり読む人は「あ、これはやばいやつだ」って見抜けるのが救いかな。 見抜けない人はしばらくタダ働きをして、何の意味もないリファレンスをもって、次もボランティア活動を探すことになるね。」

 

私「私ひっかかるかも☆ リファレンス欲しいって思っちゃう☆」

 

リファレンスというのは、履歴書に書ける保証人のようなもので、主に前職の上司がなってくれます☆ 採用担当がリファレンスに電話をかけたりして、「この人の働きぶりはどう?」と聞くこともよくあります☆ 求職者の信用や能力の証明になるので、これがあると転職活動がかなり有利になったりするらしいです☆ 

 

エージェントC「でも、それはリファレンスの人次第ですよね。 大企業の偉い人がリファレンスになってくれた場合、効果はすごいものになると思います。」

 

 “プラダを着た悪魔”という映画で主人公が上司にひどい扱いを受けながらも辞めずに働き続けたのは、一流雑誌の編集者のリファレンスが絶大な力を持つからです☆ 

「ここで1年働けば、どこでも雇ってもらえるようになるわ」って主人公は言ってましたね

 

コイツら(悪徳業者)のリファレンスに意味はない

 

アイスB美「なぜか無給の労働力(奴隷)を探す人たちはみんな「リファレンスになってあげます」って言うけど、時給を払う資金もない無名ゴミ中小企業のリファレンスなんてローカルジョブをゲットするのになんの役にも立たないよね。それよりも自分の友達にリファレンスのフリをしてもらった方がまだマシ。私も前の転職の時はキーウィの友達に前職の上司のフリしてもらった。」

 

 

私「無給で働かされた人たち、いつかだまされたーって気づくでしょう? 問題にならないの?」

 

アイスB美(←大学で心理学専攻?)「いや、人間には自分を守るための心理メカニズムがあるから、お金をもらっていない割に重労働をした人ほど「とにかくいい経験になった。いい人にも会えたし。人生にはプラスになった気がする!」って自分がカモにされたことをむしろポジティブに捉えるの。損したって思いたくないから。前にKロードにある韓国人経営のユースホステルで無給で働いてた日本人の人、繁忙期は夜中まで働かされてたのに、「いろいろな人に出会えたし、英語力も伸びたし、オーナーのおかげで色々とコネクションできて本当によかった」って満足げに帰っていったからね。無給なのに、だよ?」

「お金よりも大事なものを俺は得たんだ。俺は損してない。」

 

ペペロンチーノA子「田舎のバッパーのオーナーが持ってるコネ(笑)」←バッサリ斬る

 

私「うーん、でも私も正直そういう状況になったら、無給で働かせてくれて感謝!とか思っちゃうかもしれん☆ だからこういう悪徳業者はなかなか成敗されないんだね☆」

 

アイスB美「昔は某NZなんとかには、求人広告へのコメント機能があったから、怪しい求人広告は炎上したりして、自浄作用があったの。 

たとえば上の800ページの翻訳募集に対しては、「800ページって、正気かよ?」「そのリファレンスになんの意味があるの?」「技術書800ページって、1時間で1ページできるとして、毎日10時間働いても3ヶ月かかるんですけど…(^^;) それを無給で…」とか、

ランチタイムだけのボランティアに対しては「ボランティアって…(^^;)」「無給で働いてほしいって言えよ(笑)」「こんなんにひっかかる奴いるのか?」というツッコミが殺到して当時は炎上していたの。」

 

エージェントC「それっていいですよね。今はどうなんですか? あれ、でもコメントできない投稿とかありますよね?」

 

アイスB美「某NZなんちゃらはワーホリメーカーの味方ではなくて、企業が大口のスポンサーでしょ。 企業を守るために、すぐに求人広告にコメント自体をできなくする機能を追加したの。損した人は泣き寝入りするしかない悲惨な日本人社会ができあがり。」

 

私「うは~…(笑) そんな扱いを受けても私達みたいなワーホリメーカーは某NZなんとかがないと生きていけないというね…めっちゃ勉強になりました☆」

 

まとめ

 

・自分を守るためには、明らかに怪しい求人広告は避けるのが楽しいワーホリライフの秘訣です☆ NZにはちゃんとしてる企業の方が多いですしね☆

・「それおかしいやんワレ!」と言えるつっこみ力を鍛えましょう☆

 

次でいったん終わります☆

続・アラサー会議☆ 長期滞在が難しくなるオーストラリア☆