合コンでCancamと鳴く犬どもを蹴散らすMore

合コンでCancamと鳴く犬どもを蹴散らすMore

 

「彼氏ほしいけど、私そんなに可愛くないもん…」こんな愚痴を友人から聞かされたのですが、恋愛において顔はそりゃ大事は大事ですけど、みんながみんな顔面至上主義ではないし、うまくやれば他の部分で全然逆転できると思います☆

私がなぜそう思うのかというと、20代前半の頃に行った合コンで、可愛い子たちがあまり可愛くない子に蹴散らされるのを見ていたからです。

 

今はどうか知りませんが、あの頃モテる子たちはみんなCancamを読んでいました。そういえば私が高校生くらいだった時から、大学生やOL達の間でエビちゃんが流行っていましたね。

エビちゃんファッションを身にまとったエビラー(そんな呼び方ない)の一般人達がエビちゃんと共にみんなで撮った集合写真を見て、当時の私は背筋がゾクゾクっとしたのを覚えてます。 エビちゃんの周りの女の子たち、エビちゃんと比べると全然可愛くないんです…☆ そりゃエビちゃんはモデルだから可愛いのは当然ですし、集められたのは読モとかじゃない一般人なので、多少差がでるのは分かるのですが、「え、わざわざこの子達を選ぶ?」っていうくらいの微妙な顔をした子達がエビちゃんの周りに集められ、みんなで笑顔で写真を撮っているんです。 着ている服はみんなすっごく似ているので、違いは顔だけです。エビちゃんの可愛さだけが際立っていました。生キャラメルと味噌くらい違う…。

なんて残酷なの…(T_T) 「どれだけ可愛い服を着ても本物の前では無意味ですよ~キャハ☆」っていう冬の新潟のような温度のメッセージがその写真1枚に込められているように見えました。 それってファッション誌としてどうよ? 

もちろん真相は分かりません。でも、なんとなくですけど、あのモブキャラたちの配置はエビ本人が選んだんじゃないかな~って思いました。引き立て役と一緒に並んで写真撮るのは基本ですもんね☆

私は20代前半の頃、合コンに行ったことがあります。 その頃好きな人がいたので、新しい出会いには特に興味なかったのですが、それでももしかしたらいい人に会えるかも…くらいの淡い期待を胸に抱いて参加しました☆

 

男女4対4でした。↓こんな感じの内訳です。

 

男性チーム

ウォンビン – 20代半ば ウォンビン似のイケメン

三宅 – 20代半ば V6の三宅似のイケメン

モブ1 - 印象薄すぎて何も思い出せない村人A

モブ2 - 上に同じ 村人B メガバンクで働いてるとか言ってたような…

 

女性チーム

 – 女子力53万 ギャルを目指してVivi読んでました。

Cancam1号 – 合コンに誘ってくれた私の友達(同僚) 可愛い Cancam読者

Cancam2号 – Cancam1号の大学の友達 可愛い Cancam読者

More - Cancam2号の大学の友達 かなり平均的な容姿 読んでる雑誌はMoreとWith

 

 

座敷タイプの居酒屋での合コンでした。

 

外見だけ客観的にみると、私の友達のCancam1号と、その友達のCancam2号が可愛いんです。二人とも顔面偏差値60は超えてたと思います。私たち女性陣はみんなウォンビンか三宅狙いで、男性側はCancam1号と2号ばかり最初は見ていたように思えます。私はそんなに見られてなかったのですが、きっと私が高嶺の花だったんでしょう。

メニューを見つつ、みんなでどの料理を頼もうかと話す中、タイミングを見計らってCancam1号とCancam2号が「我こそは!」と言わんばかりに注文のまとめ役になろうとします。

えーとぉ、じゃあモブ1君はアサヒだねぇ☆」と可愛い声で村人Aにも優しいCancam1号。 お前普段そんな喋り方じゃないし、どちらかと言うとモブキャラを無視することの方が多くねっ?と心の中で私は思いましたが、Cancam1号の本気が伝わってきました。

 

この瞬間、私は勝負を降りることにしました。本気になったCancamには勝てない…だってもともと可愛い子がその才能をさらに自分が可愛く見えることに使うんだよっ? 

 

私はこの後自分の考えが間違っていたことを思い知らされます。

 

前菜のサラダが来たらフライングゲットする勢いでそれを取り合うCancam1号と2号。2号がサラダを取りあげ、全員に取り分けていきます。これが女子力。ガールパワー。Power of Love.

その後も取り分ける系のメニューが運ばれるたびにCancam1号と2号が「あ、私が~(やるっていってんだろゴルァっ!!)」という感じでスプリント勝負をします。 男性側がどう見ていたのかは分かりませんが、女性の視点から見ると必死すぎて地獄でクモの糸を取り合う昔話のようでした。

ちなみにCancam達が全員分のドリンクを注文する気が利く女ポジションを激しく火花を散らしながら争っている時、Moreは静かに店員さんに「あ、みんなの分のお水もらえますか~?」と水を注文したり、Cancam達がサラダをとりわけようとバトルしている時、Moreはさりげなくみんなの靴をそろえてあげたりしていました。

その時は見ていなくても、後で絶対に他の人が気づくだろうってことを静かにやっていたのがMoreです。 「コイツ…できる…!」と私は驚愕しました。

Moreはとても聞き上手でもありました。Cancam1号と2号が男の話を聞いて「スゴーイ☆(どうでもいいけど)」って言うところを、Moreはもう一歩踏み込んで、「え、ということは、〇〇は××なの?」とか、相手が話したくなるような質問をさりげなくしていました。その上で、「ええ、それは凄いですね!」って言うから同じ「すごーい」でも重みが違うんですね。 引き出しが沢山あるMore…。この時、私はひたすらからあげをご飯に乗せて食べてました。 Cancam達も別に聞き下手というわけではないんですよ。でもどこか表面的だったんですよね。

合コン終了時に全員から番号を聞かれたのがMoreでした。Cancam達も村人A・Bからは番号を聞かれていたのですが、最初はCancam達だけを見ていたウォンビンと三宅が途中か明らかにMoreの方も見るようになった一部始終を私は見ていました。 ちなみに彼らは特に私の方を見てはいませんでしたが、高値の花ポジションはこういう時辛いよねっ☆

 

With とかMoreって、Cancam読んでる人達からすると、ちょっとカジュアルなコーディネイトが多いんです。スニーカーにニット帽からの萌え袖(More) VS 白ワンピにヒールそしてロングヘア(Cancam)みたいな。  合コンに来ていたMoreちゃんもそんな感じで結構カジュアル目でした。服に関してはCancam達は女子力フルスロットルでした。

ただ、MoreやWithに載っている服とか小物はかなり現実路線で、予算的にはCancamよりもかなり低めなんですね。 例えばこの合コンでみんなが持っていたバッグとかの小物、Cancam1号2号がヴィトンを使ってる一方で、Moreはアーペーセーとかアニエスでした。 ヴィトンと違って、男の人がプレゼントで買う時もいちいち清水の舞台から飛び降りなくていいくらいの値段帯です。こういうところでも、さりげなく男性陣に安心感を与えていたんじゃないかな~。 すべて計算していたとしたらスゴイですよね。

 

要は需要と供給なんですね。自分のモテるマーケットで頑張ればいいのですが、Cancamは全方位モテなので、愛想振りまくって疲れている間に癒し系のWithがかっさらっていくという…戦国時代みたいですよね! Moreちゃんから学べることは沢山ありましたが、私は微妙にアホなのであまりそのテクニックを身に付けられませんでした。

 

長くなりましたけど、結論です。合コンで無双したいならCancamはやめておこうね☆ 異論は認めます。 こんな話がしたかったんだっけ…

 

 

こんな人が書いています。

ナタリー
ナタリー
アラサーでNZにワーホリに来ました☆ 頑張って外国で生活してみます☆