ワーホリ中に私がやらなかった英語の勉強法

ワーホリ中に私がやらなかった英語の勉強法

 

英語ブログにするつもりだったのに、気づいたら難民とか日系企業の悪口ばかり書いているこのブログ。トレンディでオシャレなブログにするのは早々に諦めましたが、英語の勉強のためにワーホリに来る人達へ向けて、私の偏った個人的な英語学習に関する意見を発信しますね☆ みんなが少しでも無駄なお金を使うのを止めることができたら幸いですっ…! 英語学習にお金なんていらないです! 語学学校なんか行くな(>_<) 楽しいけど

 

私が初めて受けたIELTSで玉砕した時、頭の中にあったのは「ヤバい、帰国までの半年弱でなんとか結果を出さなくては(>_<)」でした。

そしてワーホリで英語力を上げた人達のアドバイスを受け取るべくブログやらヤッホー知恵袋やらを読みあさりました。 ワーホリ向けの英語学習アドバイスとしてよく出てきたのが以下の勉強法です。

 

 

おススメされた英語の学習法

  • ドラマ・映画で英語の勉強
  • 歌で英語の勉強
  • 英語の小説を読む
  • とにかくネイティブ外国人とおしゃべり
  • Podcastなどの聞き流し系
  • Youtubeで英語の勉強
  • オンライン英会話

 

結論から言うと、私はこのうちどれもやってません。

あの時の私は、「どんな勉強法」で「どのくらいの量」をやればTOEICで800点超えるのかというかなり具体的な情報を探していたのですが(帰国したら就職活動が待ってるから必死!)、どのサイトも「とにかく外に出て外国人と沢山話そう!そうすれば話せるようになるよ!」とか「このドラマが英語学習におススメ!」とか「ス〇ードラーニングは無理なく続けられていいですよ」とか、フワフワした情報(?)っていうか自己満足のポエムばかりだったんですね。

 

うーん、ゆるふわちゃんっ (>_<) 

 

「とにかく外国人と話そう!」 ← 誰とどんな話をどれくらいすればTOEIC800点になるの? しかも変な英語話すネイティブ意外と多いんですけど(>_<)

「このドラマが英語学習におススメ!」 ←全シーズンみたらTOEIC何点とれるの?

「YouTube面白いですよ!」 ← なんなの?

「脳科学的に見ると~」 ←そんな1年ごとに革命が起こる分野の情報は正直アテにできない…

 

私がひたすらTOEICとかの点数を求めていたのに対して、ワーホリブログ等は「テストの点数じゃなくて、外国人と会話できるようになるための勉強法」を紹介していたので、そもそものベクトルが違っていたわけで、そこはしょうがないですね。

 

色んな人がよく言う「ドラマ・映画で!洋楽で!楽しく英語の勉強をしよう!」 って、楽しいし、ずーっとやっていればいつか芽が出て花が咲くかもしれませんが、単純に学習時間だけで見ると、効率悪くないかな…?

 

(1)ドラマ・映画を使って勉強

ドラマや映画で使われる英語って、日常会話で役に立つ表現が多いので、いいことがたくさん学べます。けれど、同時にすごく難しい単語とか、昔のドラマなら最近はあまり使われない表現も満載で、それらの単語・表現の中でどれが「覚えるべきもの」で、どれが「無理して覚えなくてもいいもの」なのかを自分で取捨選択しないといけません。 それができる人は既にかなりの上級者でしょう。 だからやっぱり初・中級者にとってはめちゃくちゃ効率悪いと思いますね…。 ドラマとかをメインに勉強するのはやめた方がいいと思います。特に仕事で英語を使うつもりなら。

前にターミネーター2をネイティブと一緒に観たんですけど、当時流行ってたんだろうなというスラングがちょくちょく出てきて、ネイティブに聞いても意味がわかりませんでした。ジョークとかで使われるスラングは、わかんなくてもストーリー理解するのに問題ないからいいんですけどね。でも教材として考えると…やっぱり微妙かな。

ただ、「勉強」としてではなくて、「休憩」として字幕付きでドラマや映画を見るのはすごくイイと思います。 なんだかんだ言って学べることあるし、リスニング力も上がるし、楽しいしね☆ 

それにしても、最近のネットの映画配信サービスってデフォルトで英語字幕が付いてるやつも多いし、そろそろ「ドラマ・映画だけで英語分かるようになりました!」っていう人も出てくるかもしれませんね。 

「どうしてもドラマで楽しみながら勉強したいっ!」という人におすすめなのは、「日本語音声×英語字幕」の組み合わせです。「あぁ、私達が日本語で普段からよく言うアレって、英語だとこうやって言えばいいんだ。」という目からモロッコの発見が多いです。「英語音声×英語字幕」だとリスニングの訓練にはなるけど、よく意味が分からないところはスルーしがちになるんですよね。

 

(2)洋楽を使って勉強

歌詞で覚えるのもスラング多すぎでどうも…これも上級者向けな気がします。

テイラースウィフトはストーリーがある歌詞が多いからいいと思います。でもとにかく速い曲が多いから、海外生活1年とかしないと歌詞見ながらでも聞き取るの大変そう。カラオケで洋楽歌うのはアリですよね♪

昔流行った曲の歌詞などを読むと、「こんなこと歌ってたんだ~」という発見があって、それもそれでいとおかし☆ 私は小さい頃に好きだったマライアキャリーのHoneyという曲の歌詞をこの間久しぶりにYoutubeで見ましたが、まさかのすごいエロさにビックリしました。

 

(3) 英語の小説で勉強

ライ麦畑でつかまえて

これはキツいです。 TOEIC800点以上の人なら小説も読めるのかな~って以前は勝手に思ってましたが、恐らく900後半でも、まともに読むっていうか、楽しく読むのは無理じゃないでしょうか。 TOEIC満点とるのに必要な単語量が9000語くらいで、小説を快適に読むのに必要な単語量が12,000語くらいらしいので、TOEIC満点でもまだ届かないっぽい? 

私はTOEIC800レベルなので、小説を読んでも、文字を追っているのに全然ストーリーが入ってこないというストレスが凄いです。でも「ライ麦畑」みたいに読みやすいものもあるので、それはいずれ紹介しますね☆

 

(4) ネイティブとおしゃべり! 

これはやらなかったことっていうか、できなかったことです。 ネイティブの友達がゼロなのでできませんでした(>_<)  中国人のエミリーや汚い言葉しか言わないアフガン難民たちと会話してました(>_<)

あと、酸っぱい葡萄じゃないんですけど、ネイティブの英語もピンキリだと思います(笑) こちらが外国人だってことを全然考慮せずに句読点とかちゃんと打たないでメール送ってくる人とかいます。 そんなの読めないよっ!

 

(5)Podcast・Ted

 

Podcastは勧められたけど、よくわかんないので使ってないです(>_<) Tedは字幕あるから、割といいかもしれませんね。

(6) Youtube

Youtubeは面白いけど、ドラマと同じで使われる単語・表現の難易度がバラバラなんですよね。 英語学習系のチャンネルなら色々見ていればタメになりそうなのも多いですけど、私はついついホラーゲーム系チャンネル見ちゃうので勉強に集中できない。

(7)オンライン英会話

これは日本にいたらやった方がいいと思います。でもNZにいると英語使う機会はあるので、やってません。あとNZのネット環境悪いよ♪

 

私の主観なんですけど、英語勉強するためにワーキングホリデーに来る人達の8割くらいに足りないのってアウトプットじゃなくて、インプットじゃないかな~って思います。 

「とにかくたくさん外国人と話しなさい」というアドバイスはよく聞きますけど、仮に中学レベルの1000単語しか知らない人が1日に1時間くらい外国人と話すと、知らない単語が100個以上出てきます。

その全てを会話中にメモするわけにいかないから、結局そのうち10個くらいを後で思い出して辞書を引いたりノートにメモったりします。 ←この時点ですごい手間

それを毎日やって1年間で学べるのってせいぜい3000語です。

(まずそんなことはないのですが、)その3000語をうまく全部覚えられたとして、その人の語彙力は4000語になります。

語彙力4000語だと、TOEICで500~600点くらいです。日本の大学生の平均くらい? すごく時間かかるし根気がいる割に、効率悪いですよね。 しかも英語がまともに話せない人に毎日1時間も話をしてくれる外国人がいるっていう前提条件が既に難しいですからね(オンライン英語ならそれもできますよ☆)。それでもボキャブラリーが4000語ほどあれば簡単な会話なら困らなくなりますけどね♪

 

1年間かけて覚えた新しい単語の3000語は、市販の単語帳を使ったら多分4分の1以下の時間で覚えられます。頭の中に中途半端でもいいから3000語の知識を入れた後で外国人と話すのは、とても効果があると思いますよ。 中途半端だった知識は、実際に使っている内に自分のものになります。でも、最初から十分なインプットがない状態でアウトプット(スピーキング)ばかりやるのは、かなりの回り道じゃないかな~。

 

というわけで、やっぱり私は、「英語を話せるようになりたければ、外国人ととにかく話せ」というアドバイスにはあんまり賛成できません。  ワーホリに来てる人達を見てると、単に単語量が足りてないだけの人が多いと思うからです☆ あと、この「とにかく話せ」というアドバイスをしてくる人達の英語力が総じて微妙だったってのもありますね…(>_<) 

 

私はひたすら「テストでいい点を取るための勉強」をしていたわけですけど、結果としてネイティブとの会話はあんまり困らなくなりました。すみません嘘です。今でもたまに客から「オマエの英語わかんねーよ!〇ね!」とか言われますけど、客は可愛いアルパカか豚だと思うことでそれも乗り越えました。 

だからドラマとかひたすら見たりして迷走するくらいなら、目標とそこまでの道が分かりやすい「テストでいい点を取るための勉強」をしておけばとりあえず間違いないと思います。TOEICならともかく、スピーキング&作文テストのあるIELTSで高得点取って英語を使えない人はいないですよ。 (^o^)/