トム田中、とうとうNZの大手新聞に載る ~被害総額30億円~
- 2019.09.25
- NZ社会
トム田中、とうとうNZの大手新聞に載りました。
www.stuff.co.nz/business/116083943/ponzi-scammer-dies-owing-up-to-45-million
私は以前、イーストウィンド社長のトム田中が日本人投資家のお金を持ったまま自殺して、てんやわんやになっているという日記を書きましたが、とうとう彼が起こしたネズミ講事件がNZ大手の新聞に載りました。
トム田中に多額を預けていた投資家は200人に上り、総額で4500万ドル(日本円にして約30億円)の被害になったそうです。
Grant Thorntonという大手会計会社がイーストウィンドの破産手続きを進めており、四方八方に散らばった投資家のお金を追いかけているそうですが、現時点で回収できたのはNZの銀行口座にあった1億円ほどのみ。
トム田中にお金を預けていた人達は利回り年間8%という魅力的な数字に騙されたんだという風に言われていましたが、実際には投資家ビザでNZの永住権を狙っていた人が被害者の大半です。その人達は投資の金銭的リターンよりも、ビザのために仕方なく大きなお金を預けていたんですね。 2000万円どころか、この感じたと億単位で資産を失った人も少なくなさそうですね。
お金を失ってしかも永住権も取れなかったなら、本当に踏んだり蹴ったりですね。なんとか救済措置があるといいのですが、どうなんでしょうね。
リンク先の記事で使われている言葉、Ponzi Scheme(ポンジースキーム)というものがありますが、これはねずみ講のような詐欺のことです。「あなたのお金を運用して出た利益を配当金として払う」といいつつ出資者を集め、実際には後から参加する人達のお金を先に参加した人達に払って、あたかも資産運用で利益を生んでいる風を装うという、詐欺の自転車操業みたいなものです。100年くらい前にアメリカでこの詐欺をしたポンジーという人の名前に由来しています。 存在しない利益でお金を払い続けているので、ある時点で破綻することは決まっているのですが、それが引き延ばされれば引き延ばされるほど、被害の規模が大きくなります。
何度もいいますけど、今NZ内で投資家ビザの斡旋などをしている日本人はグレーな人がすごく多いですから、気を付けましょうね☆
こんな人が書いています。
- アラサーでNZにワーホリに来ました☆ 頑張って外国で生活してみます☆
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