ブラジル人「日本人は友達になるまでの道のりが長い」

私にはNZで出会った日系ブラジル人の知り合いがいます。　マリカ（仮）さんです。語学学校時代に２～３回ほど一緒にご飯を食べた彼女と道端で偶然再会しました☆　道端で会ったマリカさん…道端アンジェリカ…は関係ない☆

マリカさんは今、NZのポリテク（専門学校）に通っているそうです☆

最初私は、ブラジル人たちと一緒にポルトガル語を話すマリカさんを、見た目からアジア系のブラジル人だと思っていたのですが、彼女がいきなり日本語を話しだしたので日系人だと知りました。

久しぶり～、NZ生活慣れた～？　友達できた～？　彼氏できた～？　彼氏どころかムスリム結婚しちゃったよ～☆　と、お互いに近況報告をする私たち。

マリカさんは昔日本に３年間ほど住んでいたことがあるらしいです。　あまり詳しくはないのですが、日系ブラジル人だと、３世までは日本にある程度自由に住めるビザがでるらしいですね。

私「日本の暮らしってどうだった？　ブラジルともNZとも全然違うでしょ？」

マリカ「１年目は日本人の友達がまったくできなくてすごく寂しかった。」

私「え、そんなに日本語うまいのに？　私あなたが外国人っていうの、言われないと気付かないレベルだよ。イントネーションもネイティブだし。っていうかなんでそんなにうまいの？」

マリカ「ブラジルではあまり日本語話したことないんだけどね。なんでだろうね。」

私「普通の日本人に見えるのに、なんで日本人の友達できなかったんだろうね。」

マリカ「なんかね～、日本人はさ、心を許してくれるまでにすっごく時間がかかる。最初の仲いい友達ができるまで１年かかったもん。」

私「外国人が苦手だからかな？　田舎とか…？」

マリカ「ううん、私、友達になるまで自分がブラジル人ってこと言わなかった。言わなきゃバレないし。でもさ、使う言葉が小さい子みたいだから、実は外国人だよ～って友達に教えた後で「え、そうだったの？　話し方が子供っぽいから、ちょっと頭が弱い子なのかと思ってた。」って言われた（笑）」

私「あぁ…」

たしかに言われてみるとそう思えなくもない☆　それが原因だったのでは（笑）？

マリカ「キーウィと友達になるのもそんなに時間かからなかったのに、日本人は知り合いから友達にランクアップするまでがとにかく長い。ブラジルだったらオラ（ola）って挨拶したらもう友達だもん（笑）」

私「日本では苦労したんだね☆」

マリカ「うん。でもね、仲良くなってからは、日本人の方が近くなってくれるって思う。」

私「というと？」

マリカ「ブラジル人だと、olaで友達になれるし、道で会った人とそのままパーティー行ったり、その人の家に行ったりできるけど、あんまり信用できないのね。軽いの。ノリが。ブラジル人は友達になってからが長いの。」

私（それって友達じゃないんじゃ…）

マリカ「でも日本人は、一度友達って認めてくれたら、距離は一気に近くなるし、色々と面倒みてくれるし、私はだから日本の友達との関係、心地よかったなぁ。また日本にいつか行くよ。」

外国人と日本人の距離感かぁ…面白いですね。　なんとなくだけど、キーウィはブラジル人よりは日本人の方に似てる気がします。根拠はないですけど。