アメリカ人が日本人に感動した小さな出来事

アメリカ人が日本人に感動した小さな出来事

引き続き、かつて日本で働いていたというショーンと話をする私☆ 

前回の話:日本で働いていたアメリカ人が経験した辛い仕事

途中でショーンの友達(?)のキーウィ男性(名前忘れた)が様子を見に来ます。

キーウィA「僕も昔韓国で1年間だけ英語教師として働いてたよ。」

 

私「楽しかったですか~?」

 

キーウィA「楽しかったよ。みんないい人ばかりだし。」

 

私「日本人の英語と、韓国人の英語ってどっちが分かりやすいですか?」

 

キーウィA「うーん…」

キーウィA「…韓国人かな」

 

ショーン「あまり差はないけど、韓国人の英語の方が少しだけ発音がいいと思う。」

 

私「へ~×3、そうなんですね~!」

 

キーウィA「どちらか選べって言われたらね。」

 

私「日本や韓国の暮らしで印象に残ってることは?」

 

キーウィが韓国で経験したちょっと残念なエピソード

キーウィA「別にそんなに面白いエピソードじゃないんだけど、韓国で住み始めたばかりの頃、ストリートである韓国人の男に話しかけられたのさ。彼は英語の練習がしたいみたいで、色々と話して、週末にクラブに行こうって話になって。こっちは友達もまだいないから、うれしいじゃん?」

 

私「うんうん☆」

 

キーウィA「日時を決めて、会う場所も決めて、電話番号も交換したのね。なのに当日連絡が取れなくなって、それっきり(笑) 会う気がないなら、なんで番号交換したんだよ?って謎だった。」

 

私「それ、けっこうキーウィの人達もするんですけど…

 

キーウィA「だったら最初から会う気はないって言えばいいのにさ。わけわかんないよ。いい迷惑だよ~こっちのスケジュール無駄にしてくれてさ。」

 

私「いや、だからオマエらもそれよくやるじゃん…(なに被害者ぶってんだよ☆)」

 

 

アメリカ人が感動した、日本人の小さな気遣い

ショーン「俺も一つあるよ。ちょっと日本人を見直したっていうか、感心したっていうか。」

 

私「え、何があったんですか?」

 

ショーン「いや、俺ってさ、やっぱ日本で警察によく呼び止められるわけよ。 1人で歩いてる時とかは特に。」←ショーンは黒人

 

私「あ~…なんか…」 ←なんとも言えないアラサー

 

ショーン「白人の同僚と比べると、やっぱり俺の方が多いのね。警察に話しかけられること。 それで、あからさまな人種差別とかはないけどさ、そういう微妙なのがね、やっぱり日本でもかぁ~って少し悲しくなったりするじゃん? すぐ慣れたけどさ。」

 

私「うーん、ごめんね☆」 ←とりあえず謝る日本人

 

ショーン「別に君のせいじゃないけどさ。それでさ、その頃のNOVAの教室には世界地図が貼ってあって、英語が話される国と、その国の典型的な人の写真がその地図についてるのさ。」

 

私「うんうん。」                 

 

世界地図と人種
たぶんこんな感じの地図?

 

 

ショーン「NOVAの教室にあった世界地図では、アメリカ合衆国のところについてたのが黒人女性の写真だったんだ。」

 

 

 

私「へぇ~×16」

 

ショーン「その時ちょっとだけ日本を見直したし、感心したよ。 だって日本以外のアジアの国だったら、そこにあるのはきっと白人の写真だろう? 青い目で金髪のさ。

 

私「そうかもしれないし、そうでないかもしれないですな☆」

 

ショーン「NOVAって多分さ、経営は汚いやり方をしてたんだろうけど、そういうところは進んでるんだな~って思った。」

 

キーウィA「あ~僕の働いてた韓国の学校にもそういうのあったかもしれないけど、覚えてないや(笑)特に気にもとめなかったから。」←白人

 

確かに考えてみれば、もしも私がそういう教育用の地図を作るとしたら、アメリカの典型的な人の写真は白人を選んでしまっていただろうな~って思います。単純に人口の割合的に見れば、まだ白人が多数派ですからね~☆

 

でも、その地図の教育的な目的を考えると、典型的なアメリカ人の写真で黒人女性を選んだのは素晴らしいなって素直に感心します。 しかもそういう細かい気配りって、しっかりと相手(この場合ショーン)に届くんだな~って分かって、それもちょっと感動します。

 

誰がその地図を作ったのか知らないですけど、リスペクトですね☆

 

私「あ~、ちょっといい話聞かせてくれてありがとうございました。そろそろ家帰らないと。ショーンさん、アリガトウネ!」←日本語

 

ショーン「オダイジニネ」←違う