海外でフリーランスの仕事してる時に出会ったヤバい客

海外でフリーランスの仕事してる時に出会ったヤバい客

キオラー☆ マオリ語でこんにちは~☆

私は日本で働いていた会社で簡単なホームページ制作などをしていたので、ニュージーランドに来てからもたまーにホームページ系の仕事でお金もらったりしています。プログラミングとかあんまりガチなことはできないので、あくまでも客の要望に合いそうなテンプレートを見つけて、細部をチョコチョコといじるくらいですよ(この細部をいじるってのがけっこう難しいんですけどね)。 あとはきれいな写真とかを用意すれば簡単な個人の店くらいのホームページなら、なんとかそれらしいものができます。

 

ここ最近はクラウドワークスとかにある、かつてエジプトでピラミッドを作らされた奴隷のような条件の翻訳案件ばかりやっていてキレそうです(>_<) 

副業で始めたオンライン翻訳 開始6ヶ月の収入 なかなか現実は厳しいね

 

時給500円で働くのにウンザリした時や、ふと思い出した時にTrademeやらFacebookなどで「ホームページ作ります!」って宣伝したりします。 連絡が来ないことがほとんどですが、それでもごくたま~に引っかかってくれる人もいます☆

でも、そういう場合の客はほぼ100%が個人~零細企業レベルでビジネスをしている人たちです。中小企業クラス(従業員50人~)の会社が客になったことはありません。 だからなのか、やっぱり変な人たちも一定数います。というかむしろ変な人率高いです…。

 

最近インターネッティングの世界の一部では「会社が潰れても大丈夫なようにプログラミングを覚えて、自分の力で稼げるようになろう。世界のどこにいてもお金が貰えるようにしよう!」というメッセージが盛んに叫ばれておりますが、ハッキリ言って、言うのは簡単ですけど、実際にやるのはめちゃくちゃ難易度高いですよ(>_<)  まずプログラミング覚えるのが既にかなり難しいんですけど、その後で営業その他モロモロも自分でやるのがまた大変…だって世の中は変な人ばかりだから。…お金を稼ぐのって大変です。 

人間関係に疲れてフリーランスに転向しようと思っている人って一定数いると思いますが、ここで断言します。人からお金を貰う以上、どんな形態で働いても人間関係での苦労はありますわよ(>_<)

 

私がニュージーランドでこれまでに出会った変な客(ではない)

誰の参考になるかわかりませんが、私の失敗談をここにさらしますね☆

変な客って書いてますけど、正確にはお金払ってもらう段階まで行かなかったので客じゃないです。 たんなる変な人達です(笑)

 

リアルラブ Real Love

この人はTrademeでウェブデザイナーを時給50ドルくらいで募集していました。最低時給($17くらい)しかもらっていない私にとっては衝撃的な時給50ドルというパワーワード。募集要項を見ても、別になにも難しいことは書いてません。単なる10数ページくらいのホームページとちょっとした動画を作ってほしいだけで、プログラミングの知識が必要なログイン機能とかそのあたりは全然必要ないみたい。

 

これって本当に時給50ドルでいいの? たまーにIT系に疎くてマジで相場が分かってない経営者がいますからね…この人もそれ系か…? だったらいいな…と思いつつメールアドレスを見ると…

 

real.love@xxxmail.com

 

お、oh…

real.loveですが…なかなかイケてるメールアドレスじゃないですか… メールを送ってみましょうね!

 

私 「ハロー☆ Trademe見ました~! 書いてあること、全部できまぁす! サイト制作、まかせてくださぁい☆」

 

~返信が来ました~

 

From: Real Love ← !?

To: ナタリー

 

コイツ…名前までリアル・ラブかよ… 怪しいぃぃっっ…

 

捨てアドレス感が半端ないよぅ~

 

リアルラブ「連絡ありがとう!ぜひ頼みたいな。これこれこういうのを作ってほしいんだけど、月曜(5日後)までにできる?」 ← (@_@;)

 

いや、いきなり作れって言われても、無理でしょ…。なんでこの世の中にはクリック1つでなんでも勝手に一瞬でできると思っている人がこんなに多いのかなぁ…。 お金の話とかしようよリアルラブ…

 

私「もうちょっと詳しく教えてくれません?」

 

リアルラブ「じゃあ会おう!明日は?」

 

私「はーいOKです。」

 

 

 

~当日~

 

そして翌日、約束の時間になって連絡が取れなくなる…

〇ねよ!リアルラブっ(>_<)

 

~~~~~

 

その2週間後、私がリアルラブのことを忘れた頃にまた連絡が来ました。

 

リアルラブ「ごめんごめん。ネットが止められててさ、連絡ができなかったんだ。」←怪しさ50倍(>_<)

 

リアル「それで、サイトできた?」←!?

 

私「え、そのサイトの話をするために会おうと思ってて、そして連絡が取れなくなったんですけどぉ」

 

リアルラブ「そっか。じゃあ、明日会おう!住所ここに来て!」

 

私「はーい☆」←実は行くかどうかかなり迷いましたが、行くことにしました。ノリが中東っぽいな~リアルラブ…もう嫌な予感しかしないよ。

 

~当日(2)~

現れたのは若くてふくよかな感じのヨーロッパ系キーウィの男の子でした。私の理性はこの瞬間から「コイツには私に払うだけのお金はないだろうな~」と理解しているのですが、私の中にあるこうであってほしい願望(=時給50ドル)のパワーが私の理性を抑えつけます。この時に名前を教えてもらったのですが、もう忘れました☆

 

リアルラブ「ここまでサイト作ったんだけどさ、どうも自分が思う様にできないから、この続きを君に頼みたいんだ。動画もサイトに載せたいし。」

 

こいつ…まさかの「Wix(素人でもウェブサイト作れると謳うサービス。実際はそこそこ難しい)」で作ってる…(>_<)

 

私「ごめん、Wixよく分かんないから、もしも私が作るなら0からやることになるよ? どういう感じにしたいのかっていうのが今の時点で分かるのは助かるけどね。」

 

リアルラブ「うん、君がこれを元にして最初から作ってくれても構わないよ!じゃあ月曜日(5日後)までにできるかな?」←いい加減にしろよ。自分は2週間も勝手に消えてたくせに☆

 

私「無理です。せめて1週間くらいは欲しいかな…(1週間じゃ無理だけど)」

 

リアルデブ「じゃあ1週間でいいや。とりあえず作って来てよ。それでできたものをみせて!じゃあね!

 

私「ちょっと待って(笑) その前に…時給の話をしたいんですけど…あの時給50ドルっていうのはPAYE(源泉徴収)でですか、それともフリーランスということでですか?」

 

リアルデブ「どっちでもいいよ。」

 

私「じゃあPAYEがいいです。後で税金の計算で焦りたくないから…50ドルでいいんですか?」

 

リアルデブ「わかった!それでいいよ!」

 

いや、よくねーよっ! こいつ絶対払えないだろ(笑) ←とうとう理性が勝った

 

私「すいません社長…、だいたい30~40時間くらいの作業になるので、$1500~2000くらいになるんですね…なので、とりあえず、ちゃ、着手金として1000ドルくらい頂戴したいのですが…それを貰ってから始めるということで…そして契約書も…」

 

リアルデブ「え~、でも、それで払って君が仕事しないで逃げたら困るじゃん?」←そういう発想する時点でコイツ…

 

私「500ドルでもいいんで、着手金いただいたら始めますねっ…☆」

 

その後、リアルラブからの連絡は…実はちょこちょこありました(笑) 

しかし入金は一切ナシ…(>_<)

 

 

メッセージのやり取りや実際に会ったりと、それなりにこの人に時間は費やしたのですが、1ドルにもなっていません。 こういうのがフリーランスの地味に痛いところです…。

 

長くなってきたので次回に続きます。

 

こんな人が書いています。

ナタリー
ナタリー
アラサーでNZにワーホリに来ました☆ 頑張って外国で生活してみます☆