【気楽とか嘘】外国でフリーランスで働くのって大変だし、つらい【変な客たち】

【気楽とか嘘】外国でフリーランスで働くのって大変だし、つらい【変な客たち】

キオラー☆彡 マオリ語でこんにちは! 前回書いてたら長くなってしまってので、その続きです☆彡

前回の日記 海外でフリーランスの仕事してる時に出会ったヤバい客

 

フリーランスワーカーとしての苦労話というか大変な点はいくつかありますけど、代表的なのが以下です。

営業がやっぱり大変

何回もやりとりして、結局連絡がなくなるとかはしょっちゅうです。もちろん1ヶ月間メールや電話をしたって1円の収入にもなりません。

 

案件が重なる

全然仕事がない期間が続くこともあれば、一気に納期が被る仕事が3件とかくることもあります。断ればいいじゃんって思うかもしれませんが、よっぽど「自分でないとできない仕事」とかでない限り、断ったら客は別のところに行きますし、その後こっちがヒマになったからといって戻ってくるかというと…そうとも限りません。

 

ダラダラと待たされた挙句に値切られる

大きな仕事なら最初に多少の手付金をもらったりしますが、基本的には報酬はすべてが終わった後にもらいますよね。以前やった案件は、普通の小さい会社の小さなホームページにもかかわらず、客側が物事を決めるのに異様に時間をかけるタイプの人だったため、なかなか仕事が進みませんでした。

私「ここってどうすればいいんですか?」

客「あ、じゃあまたこちらで話し合ってからナタリーさんに返事しますね」

…返事が来るまで2ヶ月!

↑みたいなことが10回ほどあり、仕事を始めてから終わるまで実に2年かかりました。その間に何度か実際に会って話を聞いたりしていたのですが、最終的な報酬は15万円くらいで、うーーーーん…というね!

 

変なクライアントに当たる

前回の日記でも触れましたけど、変な人は多いんですって(>_<) 

しかもそんな変な人からの仕事を間違って受注してしまうともう地獄です。

私は間一髪で避けることができたのですが、まだ社会の洗礼を受けておらず、汚れていない心を持った大学生が被害に会うのを間接的に目撃したことがあります。以下はその時のエピソード☆彡

 

変な人その2 仮想通貨タンブラーおじさん

この人とはLinkedin(仕事探し用のFacebookみたいなSNSです)を通して出会いました。 ウェブデザイナーを探してるって投稿をしていたので、連絡してみたんです。

 

メッセージのやり取りした感じでは、「仮想通貨」とか「グリグリ動くSNS」とか、なんかすごそうなキーワードが沢山出てきたので、「あ、私のスペックじゃ無理だ☆」って早々に諦めました。が、面白そうなので一回くらいは会って話を聞いてみようと思い、近所のカフェでこの人に会う約束をしました…軽く2回ほどドタキャンされて、もういいやコイツって思った矢先に三度目の正直でようやく会えました。

 

当日やってきたのはドナルド・トランプみたいなおじさんでした。

トランプから話を聞いてると、やっぱりアニメが多くて、Tumblr(タンブラーという芸術系のSNS)が更にグリグリめちゃくちゃ動くタイプのSNSを作りたいようで、私のようなほぼ素人のスキルでは無理。

 

ただ、しばらく話を聞いてて思ったのは、「この人、ひょっとしてADHD(注意欠陥多動性障害)かな?」でした。

なんか、落ち着きがないというか、話のトピックも飛びに飛びまくる…。そしてそのTumblrみたいなSNSも、とにかく画面上にあるものはアイコンでさえ全て常に動きまくるという仕様らしくて、そんなのめちゃくちゃ使いにくいし、目が疲れちゃうよ…(@_@;) 

 

インターネットができたばかりの頃は、個人のホームページでは文字が点滅したり横に流れたり、突然音楽が流れ始めたりしていたらしいですが、それよりもさらに見にくいでしょうね。普通に考えたら分かりそうだけど、どうもウェブページに関しては素人っぽいから、思いついたことを色々とそのまま言ってるくさいなぁ。

昔はこんなホームページがいっぱいあったのね  https://news.livedoor.com/article/detail/15383490/

その日はそれで解散したのですが、その後におじさんからFacebookのグループチャットに招待されて、この変なSNS作りプロジェクトに関わってる(?)人達の仲間に入れてもらえました。

 

私は見てるだけで特に発言はしなかったのですが、積極的に関わっている人達はどうやらまだ大学生みたいです(なんだかこの時点ですでに香ばしいプロジェクトです)。

ただ、積極的には関わらないながらも、どうなるのか少し気になっていたので、ちょくちょくチャットは見ていました。

 

やっぱりというか、おじさん以外はみんなウェブ関係のプロだったりコンピュータ関係の学生だったりするので、普通にまともな意見をします。

 

Aさん「そんな慌ただしく動きまくったら、ユーザー側からしたら使いにくいですよ?」

Bさん「仮想通貨を絡める意味がないです」

 

おじさん「うるせー! 俺が金払うんだからお前らは俺の言うことだけ聞けばいいんだよっ!」

私「うわぁ…」

 

そして逆らう(というか普通の建設的な意見を言う)人はおじさんによってグループチャットから退出させられます。

 

私「うわぁ…」

 

1ヶ月後くらいに久しぶりにグループチャットを見たら案の定崩壊していました(笑)

 

トニー(仮)「俺とアレックス(仮)って60時間以上働いた分のお金払ってもらえんの?それとも簡易裁判しないとダメ?」

タンブラーおじさん「自分のことを特別な存在だと思っている哀れなミレニアル世代たちよ。いちおう言っておくけど、お前らは約束してあった画像ファイルをミーティングまでに用意できなかったんだ。ちゃんとやってれば俺は払ったけどね。言われたことをできなかったくせに金を払ってもらえなかったなんて文句ばかり言って。君らの今後のキャリアがうまくいくように祈ってるよ。」

 

トニー「60時間働いて$200って奴隷じゃねーか。しかも俺たちは「言われた期限までに作るのは無理」って先に警告したよな。それでもお前が「それでもいい。できる分だけでいい」って言ったから始めたんだよ。SJS(学生用のバイト紹介サイト)の広告にお前が書いた時給22ドルを払わないと、正式に不満レポートを出すぞ。」

 

タンブラーおじさん「ちなみにアレックスに問題はなかった。問題は君だよトニー。いろんな人を侮辱して。」

 

トニー「いや、それってお前いま俺にやってることじゃん。しかも侮辱なんてしてない。ユーザーインターフェースがひどいって言っただけだ。」←私も完全に同意します。おじさんが言う通りのモノを作ったらゴチャゴチャしすぎ・目がチカチカするから誰も使えない。

 

トニー「SJSにはお前の広告がウソだったってもう報告したからな。そんで金が払われなかったら次の手段も考えてあるから」

 

タンブラーおじさん「まずは言われたサイトのプロトタイプを持って来いよ。」

 

トニー「ダメだ。もうここ2週間ずっとお前のために時間を使ってるのに、お前の注文は次から次へとコロコロ180度変わりすぎる。」←そうなるだろうな~って分かってた私エラい(笑)

 

ここでトニーをグループチャットから追い出すタンブラーおじさん(笑) チャットから追い出しても問題は消えないよっ(>_<)

 

その後私も含めて他の人達もグループチャットから追い出されました(笑)

 

世の中には変な人が多いから(それでもお金さえ払ってくれればいいんだけど、そういう人たちは大抵払ってくれない)、人間関係がイヤでフリーランスで食っていこうと思っている人は、覚えておいて! どこまでも人間関係で苦労するよ(>_<)!

 

それにしてもトニー、まだ学生なのにしっかりと言いたいことを言って、法的手段も辞さない態度を示して、偉いですね。嫌なことがあったら泣き寝入りしがちな私も見習いたいです。 どうやらトニーのお父さんは大きいウェブデザイン会社の社長らしいので、タンブラーおじさんはお金を払うことになるでしょうね。