ワークビザは現代版奴隷制度☆ ~時給3ドルの世界~

ワークビザは現代版奴隷制度☆ ~時給3ドルの世界~

ニュージーランドは田舎だし、羊とアルパカ以外なんにもないですし、「世界なんとかランキング」みたいなランキングではいつも無視されるほど存在感がない国ですが、経済的には一応仮には時として恵まれた部類に入るので、あまり恵まれていない国から、よりよい暮らしを求める人達がポツポツやってきます☆

 

経済移民っていうんでしょうか、よく聞くのは、インドや中国(一部の人は凄くお金持ちだけど、これらの国に貧しい人はまだまだ沢山います)あたりからの人達です☆

 

その人達は友達や親せきから借金をして、ブローカーに手数料を払い、NZにやってくるので、どうしてもNZに残ってお金を稼ぐ必要があります☆

 

NZで永住権を取るためには、NZが必要としているスキルを持っていないといけませんが、結構難易度が高いスキルばかりなので、いきなり永住権申請とはならず、とりあえずワークビザでNZに残って働くことになります☆

 

ワークビザ自体はその会社のオーナーが「この人がウチのビジネスには必要だから~」とか言えば結構簡単に出るし、永住権申請も同じように口裏合わせてもらえばなんとかなりそうです☆ 

 

このシステムが現代版の奴隷制度を生み出しています☆

 

 

ワークビザでNZにいる以上、残るも帰るも雇用主のさじ加減次第です☆

 

そして雇用主はそれをよ~く理解しています☆ ワークビザで働いている人達は奴隷扱いされることがしばしばあります☆

 

(1)私の日本人の友達がインターンシップをした韓国人経営のネイルサロンは、従業員数名を時給$2でこき使い、自分の持つ家に週$50で住ませていました(←非情すぎる)☆ その韓国人オーナーは豪邸に住んでベンツに乗っていたそうです☆

 

(2)ミッションベイにあったインド料理店マサラのオーナーは、従業員のパスポートを没収した後、時給$3で週に70時間(←!?)働かせていました☆ 

 

(3)とある日本人とフィリピン人が経営していた和食レストランは、NZ人のウェイターには法的最低賃金を払っていたのですが、フィリピン人のシェフ達にはその半分しか払わずに奴隷労働をさせていました☆ 

 

 

 

ちなみに上の例だと、その韓国人経営のネイルサロンがどうなったかは知りませんが、インド料理店と和食レストランのオーナーは逮捕されてしっかり実刑になりました☆ 罰金と自宅謹慎の場合もあれば、実際に刑務所に送られる場合もあります☆

 

でもこういう例は氷山の一角です☆ 

 

奴隷労働させられている移民たちも、その職場がなくなったら自分達のビザがなくなるので、労基に行ったり警察に行ったりはしません☆ 「もう無理!我慢できないっ!」っていうところまで追い込まれた時だけです☆ 追い詰められたネズミが猫を噛むみたいな…例えがおかしいかな☆

 

こういう奴隷制度、程度の差こそあれ、どこでも起こっていると思います☆ っていうかそういえば私も時給10ドルで働いたことありました(笑)↓

おみやげ屋のバイト辞めました☆

 

さすがに日系企業で時給$3とかいう話は聞いたことありませんが、それでも日系企業では普通よりもずっと安い賃金で、普通よりもずっと長く働かされることは日常茶飯事です☆ 

 

そういえば今年に入ってクライストチャーチのサムライ・ボウルという日本人経営のお店が、25人いる従業員に法的最低賃金を払わなかった、ということで7万ドルの罰金支払い命令を労基から受けました☆ ちょっと笑えるのが、その時にサムライ・ボウルのオーナーが「NZの労基には納得できません。これが日本のやりかたです。」と法廷で堂々と反論したことです(笑) いや、それこそNZにいるんだからNZの法律に従おうよ(笑)

従業員に払うはずのお金で2号店をオープン

 

このお店は今後2年間ワークビザで従業員を雇うことができなくなったそうです☆

 

実はちょこちょこいるらしいです☆ 移民局でブラックリスト入りする日本人経営者☆ 私が持っている日本人のイメージって、かなり不当な扱いを受けても泣き寝入りする人達なんですけど、最近はちゃんと文句を言う人が増えているみたいですね☆ すごくいいことだと思います!