若くして亡くなったオーストラリア女性の最後の手紙

若くして亡くなったオーストラリア女性の最後の手紙

こんにちは! ニュージーランドはオーストラリアと深いつながりがあるので、こちらの新聞にもちょくちょくオーストラリアのニュースが入ってきます。

3日前の1月4日、シドニー付近に住んでいたオーストラリア女性のHolly Butcherさんが27歳という若さでガンで亡くなりました。その人が家族に自分の死後にFacebookに投稿するように頼んだメッセージが、インターネット上で大反響を受けています。

私の日本人の友達のAちゃん(NZで大学を出ているので英語はバッチリ)が私のために訳してくれたので、今日はその手紙の和訳を載せますね。私も自分と年が近いこともあり、色々と思うところがありました。素敵なメッセージだと思います。

「26歳という若さで人生の終わりを悟り、受け入れるというのは変な感じ。

普段は意識しないことだから。毎日が過ぎていき、そんな日々がそのまま続くと思うの…予期しないことが起こるまではね。

それが人生の問題よね。 儚くて、貴重で、予測不可能…そして一日一日は当然あるものではなくて、実はギフトなの。 私は27歳になったわ。まだこの人生に終わってほしくない。」

 

小さなことにくよくよするのはやめよう。

 

「渋滞に巻き込まれたり、可愛い赤ちゃんのせいで睡眠不足になったり、美容師が髪を短く切りすぎちゃったり…ネイルがかけたり、胸が小さすぎたり、お腹がブヨブヨだったりお尻にセルライトがあったり… 本当どうでもいいことだわ。自分の人生が終わるその順番が来た時、あなたはこんなこと考えてられないって誓うわ。

 

この目で自分の体が衰えていくのを見てるの。何もできることなんてなくて、ただ願うだけ。あと一回だけ家族と誕生日やクリスマスを過ごせたら…あと一日だけパートナーや犬と過ごせたらってね。あと一回だけ。」

Holly とパートナー 写真はFacebookから

 

「終わりを迎える最後の時までお金があるのって変な感じ。新しい服とか、そういう普通だったら買ってたものがどうでもよくなる。なんでこんなに服とかモノとかに沢山のお金を使ってたんだろう…バカみたいに思えてくる。

 

新しい服や化粧品や、結婚式のための宝石にお金を使うよりも、友達に何か買ってあげよう。ご飯をおごってあげたり、いや、料理をしてあげる方がいいわね。コーヒーを奢ってあげてね。植物やマッサージや、キャンドルを買ってあげて、渡す時に相手に愛してるって伝えてあげるの。

 

他人の時間を尊重してね。時間を守るのが苦手だからって、あまり人を待たせないようにね。友達はあなたを待っていたいんじゃなくて、あなたと一緒に時間を過ごしたいの。それを意識して待ち合わせに早めに着くようにね。時間を守る人は尊敬されるようになるわ。

 

献血(数えきれないくらいの輸血袋)のおかげで一年間長く生きられました。家族、友達そして愛犬と過ごせたこの一年を永遠に感謝します。人生のハイライトがいくつもあった一年間でした。」

 

NZHeraldの元記事 www.nzherald.co.nz/lifestyle/news/article.cfm?c_id=6&objectid=11970849