アジア以外でカラオケがあまり流行らない理由は音楽の違いのせいかも?

アジア以外でカラオケがあまり流行らない理由は音楽の違いのせいかも?

私がまだ日本に住んでいたころ、アメリカ人と一緒にカラオケに行ったことがあります。彼の名前はエドさんで、私の友達の同僚でした。5人くらいで居酒屋に行った後にカラオケボックスに行ったのです。エドさんは日本語ペラペラだし、日本生活も長いからカラオケくらい行ったことあるはずなんですけど、全然歌わないので、他の人が「なんか歌ってよ~」って彼にマイクを渡しました。 「うーん、でも歌える歌がないからな~…」と困るエドさん。 「あ、これなら歌えるかも」と入れたのが坂本九(ウルフルズ版)の「明日があるさ」でした。

 

この歌、メロディーがとても歌いやすい万人向けのカラオケ曲のはずだったのですが…、なぜかカラオケバージョンではしつこいくらいリピートが入っていて、エドさん50回くらい「明日があるさ~」と歌わされて、歌ってる方も気まずいし、聞いてるこっちも気まずいという、ある意味地獄の10分間(くらい体感ありました)でした☆ 

 

私にとってNZが初めての長期海外生活なのですが、韓国に旅行に行った時はどこにでもあったカラオケボックスが、NZでは全然見かけませんね☆ キーウィの人に「Let’s go and sing a song!」って言われた時、私は「カラオケだ!」と心が弾んだのですが、実際はカラオケじゃなくて「クラブに行って踊ろう」という意味でガッカリしたことがあります。踊るのはポンポコリンだけで結構ですよね。

NZの人たちは日本や韓国の人たちのようにカラオケをしないようです。

カラオケって「オーケストラが空(カラ)」から来てるらしいですよ? 知ってました? 私はこれを日本語を話せる韓国人に教えてもらいました☆

 

趣味の違いといえばそれまでなんですけど、私なりに分析してみたのですが、西欧の人たちが日本みたいにカラオケをしないのって、好きな音楽のタイプの違いのせいじゃないなか~という結論に達しました。 私の独断と偏見なので、当然異論は受け付けますよ♪

 

2017年の日本とイギリスの音楽ランキングを見てください☆

 

イギリスの2017年の人気曲ランキング

1

SHAPE OF YOU

ED SHEERAN

2

DESPACITO (REMIX)

LUIS FONSI/DADDY YANKEE/BIEBER

3

CASTLE ON THE HILL

ED SHEERAN

4

UNFORGETTABLE

FRENCH MONTANA FT SWAE LEE

5

GALWAY GIRL

ED SHEERAN

6

PERFECT

ED SHEERAN

7

SYMPHONY

CLEAN BANDIT FT ZARA LARSSON

8

HUMAN

RAG’N’BONE MAN

9

SOMETHING JUST LIKE THIS

CHAINSMOKERS & COLDPLAY

10

YOU DON’T KNOW ME

JAX JONES FT RAYE

 

日本の2017年人気曲ランキング

1

星野源

2

Hanabi

Mr.Children

3

ハッピーエンド

Back number

4

前前前世

Radwimps

5

渡月橋~君想フ~

倉木麻衣

6

やってみよう

Wanima

7

打ち上げ花火

Daoko 米津玄師

8

Destiny

シェネル

9

おとなの掟

Doughnuts Hole

10

I need your love

Beverly

 

歌ってて気持ちいい曲は、メロディーの抑揚が大きい曲です☆

音程が大きく上がったり↑、下がったり↓する曲は盛り上がりが分かりやすいからカラオケ向きなんですね。

そういう視点でこの2つをチャートを見ると…

イギリスチャートの曲(カラオケ的視点)

1

SHAPE OF YOU

微妙

2

DESPACITO (REMIX)

メロディー単調

3

CASTLE ON THE HILL

いける

4

UNFORGETTABLE

ラップソングだからカラオケ不向き

5

GALWAY GIRL

いける

6

PERFECT

カラオケ向き♪

7

SYMPHONY

カラオケ向きだけど難易度高め

8

HUMAN

いけないこともない

9

SOMETHING JUST LIKE THIS

好きだけどカラオケで歌うには単調すぎ

10

YOU DON’T KNOW ME

抑揚ほぼなし(カラオケ不向き)

 

日本の方はというと

1

カラオケ向き

2

Hanabi

カラオケ向き

3

ハッピーエンド

カラオケ向き

4

前前前世

カラオケ向き

5

渡月橋~君想フ~

カラオケ向き

6

やってみよう

カラオケ向き

7

打ち上げ花火

カラオケ向き

8

Destiny

カラオケ向き

9

おとなの掟

カラオケ向き

10

I need your love

カラオケ向き

 

思った通り、日本で人気の曲ってすべてメロディーの抑揚が大きくて、歌ってて気持ちいい曲でした。

イギリスの人気チャートの曲、トップ10のうち4つがエドシーランっていうことも結構衝撃ですけど、エドシーラン以外の人の曲はどれも抑揚が少なくて、歌ってても盛り上がりに欠けるし、カラオケ向きではないんです。

UKチャート7位のSymphonyはメロディーもしっかりしてて大好きなんですけど、歌うのはちょっと難しい…

 

 

2018年に大ヒットしたHavana これもカラオケ的視点で見ると微妙

 

だから西洋人とカラオケ行くとどいつもこいつもボヘミアンラプソディー歌うんですね☆

 

 

 

カラオケ向きの洋楽シンガーって、最近の人だとMaroon5とかあのあたりでしょうか。あの人たちの曲はメロディーがしっかりしてるのが多いですよね♪

 

 

というわけで、カラオケ向きの曲が少ないからカラオケが流行らないのか、カラオケが流行らないからカラオケ向きの曲が作られないのか、卵が先か鶏が先かみたいで分かりませんが、人気の曲の傾向とカラオケ文化は大いに関係あると(勝手に)思っています。ちゃんちゃん♪

 

UKTop40チャート

www.officialcharts.com/chart-news/the-top-40-biggest-songs-of-2017-on-the-official-chart__21327/

レコチョク ランキング

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