【感動】NZ日系企業経営者達の素晴らしい名言集【成功者】

【感動】NZ日系企業経営者達の素晴らしい名言集【成功者】

 

いつも思うんですけど、海外で起業するなんてすごいですよね。 きっと人よりもグローバルな視点と根性、そしてチャレンジ精神を持っている人達なのでしょう。

ニュージーランドには尊敬できるビジネスオーナーが沢山います。 その方たちが残したありがたいお言葉を今日はシェアします。 みんなもぜひこれらの言葉から成功者のビジネスマインドを学びましょうね!

 

「なんでホリデーに来てる人たちにホリデーペイ払わないといけないのよ」

―オークランドシティにあるジャパニーズレストランオーナー

NZの法律では、従業員は1年間働くと1ヶ月の有休を取る権利があるのですが、1年未満で辞めた場合は、有給休暇用にたまった賃金が最後の給料と共に貰えます。これをホリデーペイと言います。だいたいそれまでに貰った給料合計額の8%で、例えば半年働いてそれまでの合計で1万ドル貰っていたら、辞める時には800ドルのホリデーペイが支払われます。

オークランドシティ中心の、とあるジャパニーズレストランでは、このホリデーペイを払っていませんでした。「ウチはホリデーペイはないの。」と従業員に言っていたそう。←最低限の権利なので、ホリデーペイがないのはありえません。

ある日従業員が労基を通してこの経営者にホリデーペイを請求したら、「ウチを潰す気!?」と発狂されたそうです。もちろんその後ちゃんとホリデーペイは支払われました。ホリデーペイ払って潰れるレストランなんて潰れちまえ☆  ホリデーペイを払った後にレストランオーナーが言ったセリフです。

「ワーホリの人たちって、ホリデーでニュージーランドに来てるんでしょう? なんでホリデーで来てる人たちにまでホリデーペイ払わないといけないのよ!

意味不明ですけど、ジャパニーズレストラン経営者ってマジでワケわかんない人多いので、ある意味普通です。 この店は今も潰れずに細々とやっていて、今は最初から給料にホリデーペイを上乗せして支払っているようです。

 

「お前、ここ辞めたらこの先オークランドで働けると思うなよ」

―オークランドシティにある居酒屋のヘッドマネージャー

Cさんはオークランドにある居酒屋でマネージャーとして働いていました。永住権を申請できる条件がそろったので、レストランマネージャーとして永住権を申請しようとしたところ、上司から「永住権の申請は認めない」と言われます。Cさんの業務は完全にマネージャー業務だったので、上司がサインさえすれば申請自体は何の問題もなかったんですけどね。 それなら辞める、とCさんが言うと、辞められたら困るオーナーが言ったセリフ。

「お前、ここ辞めたらこの先オークランドで働けると思うなよ」

いるんですよね。こういう、海外でビジネスをしてるから自分は凄いと思う勘違い経営者☆ この人は自分の影響力を過大評価していたため、本当に自分が力を振るえばCさんはオークランドでは就職できないと思ったのでしょう。 が、当然そんなことなく、Cさんはその後別のレストランで就職し、そこで永住権を無事に取りました。

ちなみにこの居酒屋のマネージャーは後に数万ドル単位の横領をしていたことがバレてクビになり日本に帰ることになりました。「オークランドで働けると思うなよ」とか言っていた自分はオークランドどころかNZにもいられなくなるという、いい具合にオチがついて若干いい話になってますね☆

 

「あなたのために払った税金を全部返しなさい!」

―オークランドシティにある居酒屋オーナー

Bさんはオークランドにある居酒屋でマネージャーとして永住権を取りました。永住権を取らせてもらう代わりに、取った後も2年間は同じ居酒屋で働く、という約束があったみたいです。

ですが、その後1年くらいで妊娠してしまい(授かりものだから仕方ないですよね)、同時に夫の転勤も決まったので、働いていた居酒屋を退職することにしました。 その時にオーナーから言われたセリフです。

「あなたのためにこれだけの税金を払ってきたのよ!それらを全部返しなさい!」

従業員の税金は従業員の給料から天引きされて支払われるので、レストランが払ってるわけじゃないんですけどね…(>_<)

この時Bさんはレストランオーナーから「移民局に通報するぞ!」と脅されたらしいですが、このオーナーは一体何を通報するつもりだったんでしょうか…? 2年間は働く約束だったのに1年で辞めたこと…? オーナーの気持ちも分かりますけど、永住権を取った後まで従業員が最低賃金で2年間も働く義務はないんですよね…。もちろんオーナーもそれは分かっているから、結局何もしませんでした。

 

「日本ではこれが普通のやり方なんです」

―クライストチャーチのラーメン屋オーナー

クライストチャーチにあるラーメン屋は従業員の残業代やホリデーペイを契約よりもかなり低いレートで払ってサービス残業をさせていました。誰かの通報でそれがバレて、労働局から訴えられていたのですが、その時にオーナーが言ったセリフです。

「日本ではこれが普通なんです!」

このニュースを見ながらあるキーウィは言いました。「なら日本に帰れよ。変な文化持ち込みやがって」と。 まったくもってその通りですね☆

ただ、私は個人的にこのオーナーを他のジャパニーズレストランのオーナーよりも評価しています。

だってニュージーランドにいるジャパニーズレストランのオーナーって普段は従業員たちに対してめちゃくちゃ偉そうなくせに、労働局からちょっとでもなんか言われるとすぐに大人しくなる骨なしチキン共ですからね。 このクライストチャーチのサムラ〇ボウルオーナーの竹内マサカズさんはそんな骨なしチキン共と違い、堂々と「日本ではこうなんだモン!」って反論したわけです。根性ありますよね。 その結果7万ドル(500万円くらい)ほどの罰金を払うことになったらしいですが、そこも含めて他とは一線を画す素晴らしい経営者だと思います。絶対ここで働くのはイヤですけど。

 

「この俺に会えたんだから、一発芸でもするのが普通じゃない?」

―とある日系ブラック企業オーナー

最近友達になった、こちらに5年ほど住んでいる日本人のDさんから聞いた話です。DさんはワーホリでNZに来て、ある日系企業の社長の秘書になりました。この会社の社長は日本でニュージーランド移住説明会やニュージーランドの不動産購入セミナーなどをして、そのセミナーに参加した人から投資資金を募り、そのお金を使ってNZ国内で色々な投資をするという、最近破産したイーストウィンドのようなスタイルのビジネスをしていました。 投資家や素人からお金を集める時に必要になるのは知識よりもカリスマです。この社長は「自分はすごいんだぞ」ということを常に周りの人に言いまくることで、自分自身でも「オレってすげー」と思うタイプの人だったみたいです。 たまたまDさんの会社の近くまで用事があって来ていた彼氏を、Dさんは社長に紹介しました。彼氏さんが帰った後で社長が言ったセリフです。

「ふーん、あれが君の彼氏ね。パッとしない男だよね。せっかくこの俺に会えたんだから、一発芸でもして印象づければいいのにね。もったいないな。」

 

この俺って…おまえマジで誰だよ(笑)

 

この面白い社長は他にもDさんに、「俺と彼氏が溺れてたら、どちらを助ける?」とかの香ばしい質問をいろいろしていました。大学卒業後にすぐワーホリでニュージーランドに来たため、当時は社会人経験がそんなになかったDさんは、「会社で働くって大変だなぁ」と思いつつ、この社長が異常だとは思わなかったそうです(笑) 私から見ると完全にサイコパスなんですけど。 「他の会社で働いた今なら無理だけど、あの時は常識を知らなかったから、かえって長く働けたんだと思う。」とDさんは言います。Dさんの前任の秘書が2ヶ月でやめたこの仕事、Dさんはなんと1年も続けました。 「あそこで最初に働いたおかげで、その後の職場はどこもユルいって思えるようになりました。そこだけ感謝してます。」

 

 

どうでしたか? どの経営者のメッセージも、本当に素晴らしい名言ですよね! 彼らから学べることは本当に多いと思います☆