ムスリム夫と電話で離婚した

ムスリム夫と電話で離婚した

ある日ふと私は思い出しました☆彡

 

あ、そういえば、イスラム法の上では私はまだ結婚してるんだった。

 

ニュージーランドの法律上は意味のない宗教婚だからすっかり忘れていたけど、一応結婚してたんだった。

 なんだろう…別にこのままでもきっとこの先困ることはない。 ニュージーランドや日本の法律上は意味のないものだから、もしも私が将来また誰かと出会って結婚することになっても、この宗教婚が障害になることはないはず…重婚にはならない。 もしもこの結婚が障害になるとすれば、私の次の彼氏がムスリムだった時だけど、もうマジでムスリムはカンベン♪って感じなので、その心配もない☆彡

あぁ、でも気持ち悪い☆彡 足の裏についたご飯粒みたいな感じ。 別に取らなくても問題ないけど、取っておかないとちょっと気持ち悪い…そんなムスリム婚☆彡

でもモハメドと話すのは嫌だなぁ…っていうか接近・接触禁止命令まだ余裕で出てるから、例え私からにしてもアイツと話すのは無理じゃないかな?

というわけで、モスクで結婚した時に式を取りなってくれたイマーム(イスラムの牧師的?な人)に電話してみました。

 

私「お久しぶりです。結婚式の時はありがとうございました♪ 離婚します。

イマーム「えぇ…ちょっとモハメドと連絡とるから待ってて!」

私「連絡とらなくていいから離婚だけしておいてください☆彡」

イマーム「えぇ…そういうわけにはいかないよ。かけ直すから、待っててね!」

私(チッ、うっせーな)

 

らりらり~♪ すぐ着信が来ました。

 

 

私「ハロー♪ 離婚プリーズ♪

イマーム「いや、あのさ、いまモハメドと話してるんだけど、本当にいいのかいって言ってるよ?」←モハメドは裁判所からプロテクション・オーダー(接触禁止令)というものをくらっているので、私と直接話すと逮捕されます。

私「120%ポジティブに離婚します。」

イマーム「えぇ…」←かなり戸惑った声

イマーム「えーとさ、モハメドは、君が心を入れ替えてやり直す気があるなら、ムスリム婚だけじゃなくて正式に結婚してあげるって言ってるよ?」

 

モハメド…こいつ、この期に及んで私が結婚したがってるとでも思っていたのか? もしかして私が接近禁止令出してもらったのも「結婚してほしいから怒ってる」とか考えてるんだろうか…

久しぶりに連絡とって(イマーム越しにだけど)話したけど、まったく話が通じないやつだったということを話して30秒くらいで思い出させてくれるなんて…なんてレベルの高い奴…♪

 

どっと疲れが出ました。

 

そして頭の中を駆け巡るムスリムニュース☆彡

 

モハメドと付き合ってる時は無意識のうちに見ないようにしていたけど、イスラム圏では女は本当に大変です。いきなり暴行を受けて、処女じゃなくなってしまったから家族から殺されるとか、自分を暴行した男と結婚させられるとか、断ったら酸を顔にかけられたとか、割とよくあっていちいちニュースにもならないレベル。

男は裁判所で「離婚」って3回言うだけで離婚できるのに、女から離婚するのは手続きと条件が厳しすぎて実質無理だとか、本当にひどい話ばかり。…そんな文化の中で育ってきたから、モハメドはこんな勘違い野郎になってしまって、「結婚してやるから」って私に言うことで私が喜んで受け入れるとか思っちゃったのかな…☆彡

 

「結婚してあげるよ」という上から目線の言葉にカチンときた私は、

 

離婚、離婚、離婚っっっっ!!!(←3回言った。) 絶対離婚だから!」と興奮気味にイマームに言って、イマームが「お、オーケー」って言ったのを聞いて電話を切りました。

 

は! と思い電話をかけ直しました。

 

イマーム「はい?」

私「すみません言い忘れました!ついでにPlease go to hellって伝えておいてくださいね☆彡」

イマーム「お、オーケー」

 

日本人だからこんな時もプリーズをつけるのを忘れない。

 

というわけでたぶん離婚できたはず。もうできてなくてもどうでもいいです(笑)

 

こうして終わってみると、ちゃんと法的に結婚せず、宗教婚だけに留めておいてよかったな~って思います。NZの法律だと、離婚は2年間別居しないとできないからね☆彡 

 

まだ裁判も何も終わってないけど、こうやって少しずつモハメドは私の中で「え、モハメド? あぁ、いたっけそんな奴。」みたいな存在になっていくのでしょう☆彡