私はたぶん一生働きます☆

私はたぶん一生働きます☆

 

気づいたらイースターホリデー終わりそうですね。なんちゃってムスリムの私には関係ないホリデーだったのですが、隣の人が飼っていたうさぎが逃げ出したので、うさぎ探しゲームに参加させてもらいました。ある意味イースターっぽいイベントでしょうか? 捕まえたのは私です。

専業主婦になりたいですかーー!?

先日、ツイッターで元宮崎県知事・東国原さんが「専業主婦になりたい女性は沢山いるんだから、無理に女性に社会進出を勧める必要はない」という旨の発言をしていました☆

画像はツイッターから借りてます☆

東国原さんだけでなく、「海外だと女性は強くなることを強要されるから、女性らしく生きたい人には日本は良い国だと思う」と言う海外在住の日本人も男女関係なく多くいます。

 

私はこれらの意見に対して、「そうかもしれないね☆」とか、「みんなが自分の好きなように生きられるのがいいよね☆ 専業主婦になりたい人は専業主婦になればいいし、働きたい人は働けばいいし☆」とか思っていました♪ 

ちなみに私は“できることなら、あんまり働きたくない派”です♪

 

私の理想の仕事は週に3日程度会社に行って、色々な人の漫才やコントを10個くらい見てそれぞれ5点満点で採点する漫才レビュアーです☆ そんな仕事ねーよ!とか心無いこと言わないでね(>_<)  地球上探せばどっかにあるはずっ(>_<)

 

私の理想の仕事は置いといて、とにかく私は少し前までは「働きたい女性は働けばいいし、家庭を支えたい人は専業主婦になればいいよね」というスタンスでした。でも少し前に考え方を変えました。

 

弁護士の夫に捨てられた女性

これはやっぱり割に会わない取引かも…と思ったのは、知り合いの女性が旦那に離婚されて日本に帰国した時です。 彼女は20年ほど前に語学留学でニュージーランドに来て、その時に知り合った弁護士のキーウィ男性と結婚しました。当時の彼女の年齢は25歳前後だったと思います。 20年近くの結婚生活の間、彼女は基本的にはずっと専業主婦として、家庭をしっかり守っていました。私が聞いたわけではないですが、「旦那とは話せるけど、英語も苦手だから働くのに抵抗があって」と言ってたようです。

 

そんな彼女が40代半ばになった時、キーウィの夫から離婚を切り出されます。弁護士の夫は外に恋人を作っていたのです。 法律に詳しい彼は数年前から色々と下準備していたようで、結果として彼女は、状況を把握できない間にどんどんと話が進められ、最終的に「え、たったこれだけ?」という現金だけ渡されて家を追い出されました。 NZには、「自分が所有している家に住んでいると家の権利の半分がパートナーにも移る」という法律があるので、普通なら家くらいは貰えるはずなんですけど、これは家を会社の資産にするとかですり抜けたのでしょうかね? その時に使われた弁護士トリック、ぜひ全て知りたいです。

 

外国で結婚して、パートナーが現地人の場合、どうしても面倒な役所の手続きとかはそのパートナーに任せがちになりますよね。これが日本で外国人と結婚なら自分がすることになるケースが多いと思います。その時点ですでに夫婦のパワーバランスは崩れています。私の知人である彼女の場合は、全て夫に任せていたようです。 その上で仕事も夫だけがしていたので、生活していく上で、経済力だけでなく色んな面で生活力に大きな差があるカップルでした。この国にいながら特に法律なども知らないまま生きてきた彼女は、離婚の手続きでも最初から最後まで夫のペースで進められて、気づいた時には全てが終わっていました。

 

彼女は家事を頑張っていたのだから、家庭を維持するための貢献度で言えば夫と同じくらいのレベルだったと思います。でも、万が一離婚することになった時、圧倒的に困るのは彼女の方です。 現に彼女は日本に帰国せざるを得なかったようです。 家事は結局のところ、かなり手抜きしても生活に支障はないですし、週一でメイドを雇うっていう手段もあるので、夫の方にはほとんどダメージはないでしょう。妻の方は、「このままNZで生きていくのは大変だから、もう日本に帰る」と帰国したようですが、「え、これからどうするの?」って、そこまで親しくなかった私も少し心配になりました。

 

日本の離婚率の低さ

ところで、万が一に離婚したらって書きましたけど、欧米の離婚率は40%以上あるので、普通に3組いれば1組は離婚する世の中です。1万組に1組とかじゃないです。 付き合っている間に相手の人間性をしっかり見極めろっていうゴミのようなアドバイス(?)はよく聞きますけど、ハッキリ言って無理だと思います。結婚するまで本性を隠す人はいくらでもいますし、だいたい結婚した後だって長い時間が経つにつれて人間は変わっていくものです。結婚が最後までもつかもたないか、こればっかりは運のゲームです。 

どれだけ戦略的に進めても、崩れる時は崩れる

ちなみに日本は欧米に比べると離婚率が低めですが、これは専業主婦が多いからでしょう。 どれだけ相手のことが嫌いでも、離婚=お金がなくなるという状況で、離婚まで行ける人はそんなに多くないです。 嫌いな相手と残りの人生をずっと暮らさないといけませんし、もっと最悪なのはそんな人に尽くしたあげく、ある日突然捨てられることです。 子供がいても養育費を払わずにバックレる男もゴロゴロいますし、そういう人に対して取れる手段も限られています。「お金ないもん!」って開き直られたら終わりです(これはNZでもそうです)。

 

まだ私がニュージーランドに来る前、少し年上の既婚者の友達がいたのですが、彼女に会うたびに夫の悪口を聞かされるのに本当にゲンナリして、だんだん遊ぶ回数が減っていきました。話を聞いてる限り、そんなに嫌ならもう別れた方がいいんじゃない?っていうくらい修復不可能な結婚生活だったのですが、別れるという選択肢はなかったようです。どんな話をしても、最終的には「でも離婚したって私、いまさら働けないし、我慢するしかないよね」という結論に落ち着くので、こちらとしても彼女の話に付き合うのは完全に消耗でした。

 

専業主婦になるリスク

既婚者の友人や離婚された知人の姿を見て改めて考えたのですが、自分の人生とか将来を全てパートナーに預ける専業主婦という生き方は、半端なくハイリスクだなって思いました。特に私の場合はパートナーがちょっとヤバい人なので、好きは好きでも信用できないってのがあります(>_<)

有り金全部オールインしまーす♪男に。

それに、「家庭に入るのが女性らしい生き方」っていう考え方も正直なところ違和感しかないですしね…☆ 学生だった頃に授業である統計データを見たことがあるのですが、それによると「できることなら専業主夫になりたい」と答えた男性はなんと70%近くいました。約10年前でそれですからね。

結局のところ、男も女もそんなに働きたくないんですよ。できるなら趣味程度に働いて、社会とつながりを持ちつつ、あまり責任は負わず、でもお金に困らないという生活をしたい人が多数なんだと思います。

これはツイッターなどを見ててもそう感じます。「パソコン1台で世界中の好きなところに住みながら1日に3時間働いて生きていきたい」という人が男女問わず多いこと多いこと。私だってできるならそうしたい(笑) 私が今やってるパソコン1台で場所を選べずできる翻訳の仕事、時給300円なので1日に20時間働かないと家賃も払えませんけどねっ(笑)

 

というわけで、私は専業主婦になりたかったけど諦めます。一生働く覚悟をしました☆ たとえスゴいお金持ちと結婚することになっても(残念ながらあまり現実味がないですが)、何かあった時のために、自分と子供1人くらいなら面倒みれるくらいの収入は得られるように働きます☆ ただ、実家がお金持ちな人や既にそこそこ貯金がある人は好きなように暮らせばいいと思います(笑) 私は実家もお金ないしどこにもないので労働者として生きていくことにします☆

 

そんなことを考えたイースターでした。 イースター関係ないですね☆