私たちは小さな人種差別と闘うべき ~スターバックスの黒人男性を見て~
- 2019.01.24
- アラサードロップ(日記)
1年くらい前、言語交換会と書いてナンパスポットと読むランゲージエクスチェンジで知り合った若いキーウィ白人男性が、「日本人は好きだけど、俺は黒人は差別する。ちゃんとした理由があるもん。」って誇らしげに言っていました。
あまりにも彼の発する「理由しりたい?理由しりたくな~い?俺がこんな物議をかもすような発言する理由聞きたくなーい?」的なオーラが凄かったので、私は「そうなんだ~」と言ってその場はそれで終わりました。
彼はとても肥満な、インターネット用語でいうところのピザデブだったので、私の邪推ですが、きっと高校時代に体育の時間に黒人少年にイジメられたことがきっかけで中二病をこじらせてしまったのでしょう。
彼みたいな例はまれです☆ ニュージーランドって、アメリカみたいに分かりやすいあからさまな差別はあまりないんです。でも、無意識でのとても微妙なケースは目を凝らせば見えますし、耳をすませば聞こえてきます。
そういう微妙な差別と私たちはどうやって闘っていけばいいのでしょう?
スターバックスで見た黒人男性がヒントをくれました。
~スターバックスにて~
白人女性「ホワイトチョコレートモカをトールで」
黒人男性「な、なんだってー!?」
白人女性「え、なに」
黒人男性「なんでお前ら白人はすべてをホワイトにしないと気がすまないんだよっ! ブラックコーヒーが飲めないからフラットホワイトにするのはまだ許せる! でもな、ホワイトチョコレートモカにブラック要素は一切ないんだ!」
白人女性(無言)
黒人男性「コーヒーじゃなくてもホットチョコレートとかもあるだろ? ホワイトチョコレートってチョコレートですらないじゃないか!このレイシストがっ!」
白人女性「…やっぱりブラックコーヒーでお願いします。」
黒人男性「それでいいんだよハニー」
白人女性「もういい加減に私の注文に文句を言うのはこれで最後にしてね。マジでうざいから。」
私は彼を見て感動しました(嘘) っていうかカップルだったんですね…
「あれ、これって人種差別?」って断言できない微妙な出来事にあった時、そこで反応しても「気にしすぎだよ。」「そんなつもりはないよ。」って言われてこっちが繊細過ぎみたいな扱いを受けてしまうでしょう。 そして「面倒くさいやつ」というレッテルを貼られてしまいます。空気を読む日本人。微妙な差別に対しては、特に声をあげたりしないで一人でモヤモヤする選択をする人は少なくないでしょう。でもそれは結果として差別を助長してしまうのです!
たとえ「面倒くさいやつ」って思われても、やっぱり少しずつ文句を言っていかないといけませんよね☆
大体彼の言う通り、ホワイトチョコレートなんてチョコレートですらないんです! …と思ってたんですけど、調べたらホワイトチョコレートってちゃんとカカオバターで作られているから立派なチョコレートらしいです(笑) よかったね☆
でもウィキペディアによると、
“褐色原料の除去により、チョコレートのもつ抗酸化成分も取り除かれているため、保存性は普通のチョコレートよりも低い。”
らしいので、ポリフェノールとかチョコレートの持つ健康成分はないのでしょうか。残念(>_<)
この日は私はホワイトチョコレートモカを頼みました。超美味しかったです☆
こんな人が書いています。
- アラサーでNZにワーホリに来ました☆ 頑張って外国で生活してみます☆
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