ホリデーから帰ってさっそくケンカしました☆ 原因は0対10000000兆でアイツ

ホリデーから帰ってさっそくケンカしました☆ 原因は0対10000000兆でアイツ

 

日本の空港の免税店で、香水をじっと見つめる私。

 

かなり前、アフガン女にゴールドのアクセサリーをジャラジャラを見せつけられたことを思い出しています。

 

「これ全部で1000ドル以上もするのよ~」だったっけ…私があの女に言われたセリフ…それとも2000ドルだったっけ…(そんなの首にぶら下げてキャンプに来るなよ☆)

 

あの時、私が持っていた一番高いものはニンテンドー3DS、ただそれだけ。

 

なんという屈辱…GDPランキングは多少落ちたとは言え、それでもまだまだお金持ちなはずの日本から来たアラサー女のこの私が持っている一番高価なものがニンテンドー3DS。ちなみに私のスマホは約180ドルなので3DS以下…。

 

1人の大人の女性として、なにかひとつくらい高価なものを持ちたい… でも私は服のセンスが究極に悪い…そんな私でも何か恰好のつくもの…答えは香水っっ! パヒュームよっ(>_<) 

 

めちゃくちゃ高いけど、消耗品ってところがポイントですわね☆

 

というわけで私はめちゃくちゃいい匂いのするエルメスの香水を清水の舞台から飛び降りる覚悟で買いました。 約2年間も外国で頑張って働いたんだから、これくらいの贅沢はいいよねっ☆ 2万5千円しました… 少しずつ使って将来の私の娘に、そして娘から孫に世代を超えて引き継がれていくエルメス…☆

私にとって2万5千円の香水って、本当にちょっと信じられないレベルの贅沢です…。

買ったはいいけど、使うのはなんだか恐縮してしまうので、NZに帰ってきてからも開封もせずにとりあえず寝室に飾っておきました。

そして毎朝、エルメスに向かってお祈りを捧げていました。

そろそろ開封して使ってみようかな~と思っていた矢先、モハメドの兄弟の友達夫婦がウチに遊びに来ました。

 

モハメド「この人が俺のブラザーの友達のアリと、そのワイフ。」

 

アリとワイフ「ハロー。」ニコニコ

 

私「こんにちは~☆ はじめまして~! モハメドのパートナーやってますナタリーです。」

 

モハメド「ナタリーは日本に少し帰ってたけど、ほんの1週間くらい前に帰ってきたんだ。」

 

アリとワイフ「日本はいいところですよね~」

 

私「そうですね~良いところですよ。今はちょっとめちゃくちゃ暑いですけどね☆」

 

モハメド「あ、そういえば日本からのお土産があるんだ。ちょっとまってて」

 

私(んーん? エミリー達の人数分くらいしかお土産買ってないんだけどな~☆)

 

モハメド「これ!日本のいい香水!」 ← エルメスがあらわれた

 

私(ちょっ…!ふ、ふざけあqwせdrftgyふじこlp;@:)←魂の叫び

 

 

 

やばい、吐きそう

 

アリのワイフ「え、本当にそんなもの貰っていいのかしら?」←ダメに決まってんだろ!だいたい日本のモノじゃねーよっ

 

私「あ、これは、私が、私のなんです。自分用に買った香水で、お土産じゃないんですよ…」

 

マジ外国では自分の意思表示をハッキリしないといけないよねっ

 

モハメド「いいんですよいいんですよ!コイツ香水他にも色々持ってるし、せっかく日本で買ったものだから、アリさんたちにあげたいんです。」←やめて(>_<) オマエもうしゃべるなっ

 

私「いや、これ、本当に、自分のために買ったやつなんです。ごめんなさい、お土産じゃな…」

 

モハメドに別室に連れて行かれる私

 

モハメド「おい、俺のメンツを潰す気かよ。そんなもんあげちゃえよ。」←潰れちまえそんなメンツ

 

私「いや、オマエ、これいくらしたか知ってんの? あなたの母国の1人当たりの年間GDPの半分くらいの価値があるんだよ? 他のものあげてよ!」

 

モハメド「うるせー! 同じモノ買ってやるから、とりあえずあげろよ。いいな? 俺に恥をかかせんなよ。」

 

私「ぜったいに買ってよ? 本当にだよ? 高いんだよ? 約束だよ?」

 

モハメド「約束するから。大丈夫! ムスリム嘘つかない。」 ←

 

私「っていうかあの人達、そんなに仲の良い友達でもないんでしょ? 初めて会ったのいつよ?」

 

モハメド「昨日。」 ← 殴りたい背中(@_@;

 

というわけで、私のエルメスはモハメドのブラザーの友達(つまり私にとって完全に他人)のアリのワイフの手に渡りました。 彼女は割と常識人で、「え、別にいいのよ。そんなの貰えないよ。」とか言ってたんですけど、アホメドが押し切りました。私のエルメス…

 

その2日後くらいにモハメドを連れて、シティの免税店に行きました。 

 

同じ香水があったので、「さぁ買え」とモハメドに見せたら、「400ドル!?ファ〇ク!?ふざけんなよ! こんなの買えるかボケ! もっと慎ましく生きろよ!Be frugal!」と言って結局買ってくれませんでした(>_<)  

その400ドルの香水を大して仲良くもない知り合いにポンとお前は渡したんだよっ‼

 

え、ちょっと(笑)

 

私の、私のエルメェス(ToT)

 

なにこの展開…(笑)

 

というわけで2日前からモハメドと口きいてません(笑) こんな人生に負けない…いや折れそう…(笑)

 

 

こんな人が書いています。

ナタリー
ナタリー
アラサーでNZにワーホリに来ました☆ 頑張って外国で生活してみます☆