メルボルンでの不思議な夜
メルボルンで途方にくれていた私は例によって目的もなく適当な和食レストランに入りました☆ ある程度にぎやかだけど、うるさすぎない場所に行きたかったのです☆
そこで私は隣に座っているカップルの男の方がざるそばをつゆにつけずに食べているのを目撃してしまいます☆ その食べ方は絶対不味いだろう☆ と思った私はついそのカップル(美男美女)に声をかけて、そのヌードルはめんつゆにつけるんだよと教えてあげました☆
それがきっかけで、女の子の方から「どこから来たの?」等たずねられて、そのまま一緒に座ってご飯を食べることになりました☆ デート中なのにいいのかな?って少し思いましたけど、ま~いいよね☆
女の子の名前はアマンダで、23歳でなんとキーウィ☆ 17歳からオーストラリアに住んでいるそうです☆ 男の子の名前はデボンで、彼は26歳のオージーらしいです☆ アマンダはすごく可愛くて、デボンもかなりのイケメンで、二人はラブラブな雰囲気をかもし出しています☆ 私は二人に自分がNZでワーホリ中だけど、突発的に目的もなしにメルボルンに来たことを話します☆ 「私もそういうことしたことあるよ~。一人でブリスベン行ったんだ~。 楽しかったりするよね!」とアマンダ☆
ご飯を食べた後は、ナタリーもおいでよ!とアマンダに言われたので、二人と一緒にバーに行くことに☆ 邪魔じゃないのかな~と心の中で思いましたが、一人でいても寂しいので結局この二人についていく私☆ デボンみたいなイケメンとお話しする機会なんてそうないしね(笑)
が、バーに着いてほんの20分ほどで、アマンダが「すごく気分が悪い、ナタリーと帰りの方向が一緒だから、ナタリーと帰る」とデボンに言い、私の手を取ってお店から出ます☆
え、こういう時って彼氏と帰るんじゃないの? と思いつつ、私はアマンダと一緒にトラムに乗ります☆ 彼女は私の泊まってるバッパーの場所しらないし、私も彼女の家知らないんだけどな~☆
アマンダ「ここで降りよう。行きたいバーがあるの。」
私「え、気分悪いんじゃないの?大丈夫?」
アマンダ「大丈夫。デボンから離れたかったの。」
私「え、なんで? 彼氏でしょ?」
アマンダ「ううん、ティンダ(出会い系アプリ)でさっき知り合ったんだよ。でもジャパニーズレストランに二人でいる時から「〇×△を×××するのは好き?(←ブログに書けないくらい下品な言葉)」とか気持ち悪いことずっと言ってくるから、ナタリーがいて本当に助かったの。」
メッセージを見せてもらうと、マジでキモいものが並んでいます…☆ (ちなみにキモいは英語でcreepy クリーピーと言います)
二人はラブラブかと思ったけど、私はどうも人を観察するのが苦手なようですね(笑)
ティンダっていうのは、ここ数年多くの人が使ってる出会い系アプリで、自分の周辺にいる人の写真が画面にどんどん出てきて、その写真を好きなら右スワイプ、嫌いなら左スワイプして、相手も自分の写真を「好き」とスワイプしたらマッチング成功☆ で、チャットが開始できる、というものです☆
このアプリで友達を作る人も多いらしく、かなり一般的な出会い系アプリです☆ ただ、インターネットを通して出会うわけだから、当然たまに変な人もいますよね☆ デボン、すごいイケメンなのにメッセージきも過ぎ(笑)
アマンダ「私まだ帰りたくないから、ナタリー一緒に飲もうよ。」
NZではできなかったキーウィの友達がオーストラリアでできそうな皮肉な予感? 私はアマンダと次の店に行くことにしました☆
「Night is still young」 アマンダが言います☆ 夜はまだまだ若い…? 一瞬意味が分からなかったけど、まだ寝るには早いってことですね♪
デボンを巻いたアマンダと私はさらに飲むために別の少し静かめのバーに行きました☆
「彼氏はいるの?」ってアマンダに聞かれます☆ 私はそれに対して、「うーん」と曖昧に答えます☆
アマンダ「私はいたんだけどね~別れちゃったの」
私「どうしたの?」
アマンダ「結婚したいくらい好きだったんだけど、Pやってたの。」
私「Pってなに?おしっこ?」
アマンダ「ドラッグだよ。ねぇ覚えててね。マリファナとかならいいけど、でもPだけは絶対手をだしちゃダメ。友達とか彼氏がPやってたら、助けてあげようとかも思っちゃだめ。すぐに縁を切るんだよ。もう手遅れだから。」
PっていうのはNZのスラングで、メタンフェタミンという覚せい剤を指す言葉です☆ クリスタルとか、スピードとか呼ばれることもあるみたいです☆ 強烈な中毒性があって、ほんの数回の使用で人をおかしくさせるそうです☆ 「It’s too late.」 アマンダの「もう手遅れだから」というセリフが頭の中でリピートされて、少し恐くなります☆
お酒が入ったからか、アマンダが元カレのことを話し始めます☆ 結婚まで考えた彼氏がいたけれど、ある時P中毒になっているのを発見、絶対にやめられるから、という言葉を信じてずっと付き合っていたけど、その後なんどもクスリをやっているのを発見し、そのたびに大ゲンカ、謝られて、やり直して、またクスリ…という負の連鎖☆
何度か別れたけど、結局好きだからそのたびにまたくっついて、同じことの繰り返し…☆ ちなみにこの話をしている時、アマンダはかなり出来上がっていて、私は同じストーリーを3回くらい聞かされました(笑) だからしっかり覚えているのです(笑)
そしてついに泣き出すアマンダ☆ あぁ…泣き上戸…☆ なぐさめる私☆ みんな大変なんだね…☆
その後私達はクラブに行きました☆
アマンダはさすがキーウィ、ダンスが上手☆ 私は盆踊りで対抗します(ウソ)☆
それにしてもこの子本当に美人だな~☆ 踊ってる姿もサマになってる…
ずっと一緒に踊ってるとだんだん見とれちゃいますね☆ そこに男の人がやってきて、どこから来たの~?とナンパしてきます☆ その時、アマンダがいきなり私にキスをしました(!?)
「ごめん、私達ゲイカップルなの」
とアマンダに言われて去っていく男☆
その後私に「ごめんね~☆」って謝るアマンダ☆
いいけど、すごくびっくりしたよ!
そして自分でも何言ってるか分からないけど、ちょっと好きになりそうだったよ(笑)
しばらく踊ったら酔いが醒めたので、その後二人でUberに乗って帰りました☆ 私のバックパッカーで先におろしてもらって、「バイバイ」というアマンダを見送ったあと、私は自分の部屋に行き、疲れていたので化粧も落とさずにそのまま眠りにつきました☆
朝起きてアマンダと電話番号を交換していないことに気づきました☆ 多分もう会えないのでしょうけど、なんだか不思議で楽しい夜でした…☆ モハメドのことを完全に忘れていたから(笑)
その後私は一通りの観光をして、オークランドに戻りました☆ 歩いている人に写真をお願いしまくりました(笑)
オーストラリアは楽しいけれど、大きいNZという感じでイマイチ新鮮味がなかったですね(笑)
さよならメルボルン☆ 楽しい思い出をありがとう(笑)そして意外と私の英語でもなんとかなったことに感動(笑)
こんな人が書いています。
- アラサーでNZにワーホリに来ました☆ 頑張って外国で生活してみます☆
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