だから日本人の英語はバカにされる
海外で事務仕事して気づいたというか、前からなんとなくわかっていたことなんですけど、営業とか接客でない仕事をする場合、スピーキングよりもライティング力の方が重要です☆
取引先とのやり取りは緊急時を除いて主にEメールでするからです。 中には電話を好む人もいますけど、だいたいメールで足りますね。
ネイティブっぽい発音も表現も仕事では不要
仕事でメールする上では、
ネイティブっぽい発音はもちろん
ネイティブっぽい気の利いた表現も
まったく必要ないです☆
大事なことなのでもう一度言います。
まったく必要ないです。
まったく
必要
ないです!(>_<)
さすがにある程度のフレンドリーさはあった方がいいですけどね☆
コミュニケーション能力って…
日本でコミュニケーション能力っていうとノリのよさとかそっち系の意味で使われるし、英語でもそういう意味で使われることは多いですが、コミュニケーションって日本語にすると本来は“情報伝達”っていう意味です。 要件が伝わればいいです!
そしてその本来の意味のコミュニケーション能力の方が、仕事では必要になることが多いです☆
「これこれこういうことがしたいから、○○の情報が必要だって言われたんですけど、○○ってなんですか?」
「こういう事情で○○がないと□□ができません、ですから○○が欲しいですけど、ないなら△△でも構いません。いついつまでにもらえますか?」
「この表の○○って、こっちの表の□□に対応してますか?この見方であってます?」
「ここにこんなことが書いてあって理解できないんですけど、どういう意味でしょうか? このまま読むと、○○を□□しろって読めるんですけど、違いますよね?」
私は取引先とメールするときに、こんな感じのメールをよくします。
ちゃんとした文が書けないと、向こうは理解してくれないので、ライティング力は必要だな~っていつも感じます☆
後になって「え、ああいう意味かと思ったけど、本当はこういう意味だったの?」って言われるのも嫌なので、なるべく100人が読んだら90人が同じように理解できる、シンプルで他に解釈のしようがない英文を書くように努力しています。
どれだけがんばっても100人中5人くらいは読み間違えるし、ありえない解釈をしてくる変な人がさらに5人くらいはいるので、そこはもう諦めるしかないですけどね☆
英語圏の国はどこも移民の国
私はニュージーランドの職場で働いていて、客とのやり取りは対面が多いですが、業者とのやり取りはメールがほとんどです。 そして、業者は基本すべてNZのローカル企業ですが、そこで働いているのがNZ人とは限りません。
移民の国だから、3~4人に1人くらいは外国人なこともあります。 覚えたばかりのネイティブっぽい表現を使ってみても通じないこともありました。ネイティブに同じこと言ったら通じたんですけどね。
そうなると結局、仕事で使うのに無難なのは、誤解の余地を与えない「教科書通り」の英語なんですよね☆ (少なくとも、英語の読み書きに関しては、日本の英語教育はそんなに間違っていない☆)
じゃあなぜ語学学校は必死で「日本の英語教育はダメ」「それじゃあネイティブに通じないよ!」とやたらと日本人の英語をディスってネイティブ英語を売りにするのか
答え: それしかセールスポイントがないからです(>_<)
「日本人ってさぁ、My name is~っていうけど、そんなのネイティブは言わないよ(嘲笑)」
「日本人ってHow are you?って聞かれたら絶対にI’m fine, thank you. And you?っていうけど、そんなのネイティブは言わないよ(嘲笑)」
だからなんやねん(>_<)
いい加減にしろ(笑)
このネイティブの英語教師たちは、ネイティブということ以外のセールスポイントがない人が多いので(たまにカリスマ教師っぽい人もいるだろうけど)、今までは割と強気な料金設定で特に努力もせずに殿様商売できていたのですが、
インターネットとグローバリゼーションで世界が小さくなったせいで、コストパフォーマンスが高いフィリピンの英語学校やスカイプ英会話に客を一気に奪われてしまいました☆ ←しかもフィリピン人教師の方が教え方も上手いという声多数
そこで彼らは改めて他と差別化するために、「ネイティブ英語じゃないとね!」と頑張って自分たちの英語をブランド化しようとします。←他にすることあるだろっ!
世界的に見たらネイティブが少数派
しかし彼らにとって残念なニュースは、確かに英語は世界中で使われるんですけど、非ネイティブの英語話者人口がネイティブの約4倍もいるということです☆
とすると、今英語を勉強している人が将来仕事で英語を使う時、相手が非ネイティブという可能性も高いわけです。 というか、そっちの可能性の方がこれからの時代高いかも。
あれ、ネイティブ英語じゃなくても支障がない、むしろ “分かりやすい英語” の方が重要じゃないの?って非ネイティブで英語を使って仕事する人たちは気づきます。「ひょっとして、ネイティブ英語にこだわる必要はないかも」
ネイティブという響きにやたら弱い東アジア人
そこでターゲットになるのは権威に弱いアジア人です。特に日本人と韓国人(そして中国や台湾も)。 このあたりの国では「ネイティブ(できればアメリカ)の使う正しい英語じゃないと」という空気が未だに残っている上、みんな結構お金を持っているので、ネイティブ英語(のみ)が売りの語学学校はそのマーケットを狙うしかないですよね!
だから語学学校関係者たちは、日本人が教科書通りの英語を話すのをバカにしないといけないんです。
じゃないと自分たちのポケットにお金が入ってこないから(>_<)
ちなみに日本人の英語をバカにしてくるのは語学学校関係者だけです☆
ほとんどのネイティブスピーカーは、外国人が英語を使うということに慣れているので、よっぽど意味が分からないことを言わない限り、バカにしてくることなんてないです。
ネイティブ英語教師 “日本人がネイティブ英語に憧れを持ってくれないと”
語学学校関係者 “僕たち”
留学エージェント “わたしたち”
一同 “困るんです!”
だから日本人の英語はバカにされるんです(>_<)
まとめ
・「その英語、ネイティブが聞いたら笑うよ」と言って本当に笑ってくるのは語学学校関係者だけです。
・フィリピン人教師の方が教える能力は平均的に高いようです。
・あなたの英語がバカにされる背景には大きな力(主に経済的な)があります。
・ネイティブが正義だった時代は終わりました。(かなり前に)
こんな人が書いています。
- アラサーでNZにワーホリに来ました☆ 頑張って外国で生活してみます☆
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