ネイティブに英語が通じない? 発音よりもまず文法をやろうね☆

ネイティブに英語が通じない? 発音よりもまず文法をやろうね☆

ネイティブに英語が通じない時、多くの日本人は「自分の発音が悪いから?」と思うようです。

「もっと発音の練習をして、ネイティブみたいに話せるようになりたいな~♪」と思うのは今すぐやめましょう☆ そう思った瞬間、あなたは高い語学学校のカモになります☆

 

ネイティブの発音にこだわりすぎると、「やっぱり高い金払ってネイティブにマンツーマンでレッスンを」とか、「高い金払って語学学校に行かないと」っていう思考に陥るのでとても危険です。

語学学校の関係者はネイティブ講師がいることしかセールスポイントがないので、「ネイティブに通じる発音にしてあげます!」と営業トークを必死でします☆

 

でも、まずは他にできることがないか考えましょう! だってワーホリしてる時って、日本にいた時より時間はあり余ってるでしょう☆ いや、ヒマなのは私だけかもしれませんが…

 

発音はそりゃ綺麗な方がいいと思いますけど、私はそれでも、「いや、もしも文法が弱いなら、文法をまずやろうっ!」と主張します☆

 

どういうことか、例を挙げます☆

 

デビュー曲で日本語のイントネーションという概念を完全にデストロイしてくれた某U氏

あなたを想ってる那覇ァ~♪

 

「なァ なかいめのベ ルでじゅわき をとったきみ なま えをい わなくても 声で す ぐ わかって く れる」

 

綺麗な声と、普通に聞き取りやすいアクセントとイントネーションの某T氏

 「Boy meets girlそれぞれの あふれる想いにきらめきと 瞬間を見つけてる 星降る夜の 出会いがあるよに」

 

この二人、それぞれ何言ってるか分かりますか?

 

某U氏はイントネーションとかがおかしかったので、初めて聞いた時は何言ってるのかマジで分からなかったのですが、何度か注意して聞いたら、最終的に言ってることが分かりました☆ 

ああ、「もしもし」だけで誰か分かるほど、二人の関係が近いことを歌ってるんだね☆

 

逆に、某T氏の日本語の発音はとてもきれいだったので、最初からすべての単語が聞き取れましたが、最後まで聞いても結局何が言いたいのかは分かりませんでした☆ 

え、あふれる想いがどうなるの? 瞬間ってなんの瞬間? 出会いがあるように…

 

…なんなの? (>_<)

 

 

 

 

結局、そういうことなんですよね☆(ドヤァ)

 

壊れた文法でそれらしい単語だけを並べる英語は、どれだけ発音がカンペキでもやっぱり意味不明なんです(>_<)

 

人間の脳内には予測変換機能がある

 

人間って、実は相手の言っていることを100%聞きとれているわけじゃないんです。 「この単語が来たから、次はこの単語かこの単語が来るだろうな」とか、「この話をしているから、たぶんこの単語が使われるだろうな~」という準備と後処理と補完を脳内で無意識にしているので、結果的に相手の言ってることがほぼ100%聞き取れている気がするだけです☆

 

ネイティブの英語話者も同じで、「この単語なら次に来るのはwithだな」とか「この単語が言われたら、どこかの段階でtoもしくはthereが来るだろうな」みたいな準備を無意識にしています☆ 

 

でも、英語を勉強中の人は、ネイティブの人の持つ脳内予測変換機能を裏切る単語の選択や使い方をするので、結果としてネイティブは聞き取りにとても苦労します☆ 

 

~~~~~~~~~

ワーホリメーカーA子(カンペキな発音だが残念な文法)「それで、Bちゃんが、リチャードがconfess(=告白)するんだって~」 

ネイティブのボブ (え、白状? 誰が何を白状するの?) ←「confess = 白状する」と聞こえて困惑するボブ 

※日本語のように「好きと伝える」という意味でconfess「告白する」という単語が使われることは英語ではあまりない

 

☆☆☆

 

ワーホリメーカーB子(微妙な発音だけどきれいな文法)「それで~、Aちゃんが~、リチャードに~デート~に~さスわれったんだっと~」

ボブ 「(リチャードがAちゃんをデートに誘ったのか~)へ~、それでAちゃんはOKしたの?」

 

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文法がしっかりしている、適切な表現が使われるまともな英文なら、発音が多少おかしくても、ネイティブの人の頭の中でうまく補完されて理解されます☆

 

結論

 

「ネイティブのような英語の発音をあなたも1週間で身に付けられます!」

「たった3ヶ月でネイティブに間違われるようになりました!」 

語学学校のこういうコピペみたいな宣伝文句に耳を傾けるのは、文法を身に付けた後でも遅くないですよ☆ 

 

ただ、その頃にはあなたの英語は普通に相手に通じるようになっているので、もう必要ないかもしれません…