最低限の文法の勉強でIELTS6以上目指したい人はこれをやってみよう~ドラゴンイングリッシュ~

最低限の文法の勉強でIELTS6以上目指したい人はこれをやってみよう~ドラゴンイングリッシュ~

私は自分の経験から文法の勉強がめちゃくちゃ大事だってことが分かっているし、遠回りなように見えて文法をしっかりと覚えるのが一番の近道だと思っています。が、世の中にはそれでも文法の勉強をしたくない人がたくさんいるようです☆

 

わかりますよ!だってつまんないですもんね! 

 

どれだけ嫌でも中学レベルの文法くらいはちゃんとやろうよって思うので、みんなも英検3級は楽勝というか完勝レベルを目指そうね!

 

ただ高校レベルになると色々と細かくなるし、「ここまで覚えないといけないの?」という文法事項も増えます。 沢山の人が使ってるForestっていう文法本、すごく分厚い…☆ でもあんなの覚えなくていいと思います。 「ここ、すごく細かいな~」とあなたが思った部分は、たぶん知らなくても困りません! そして意外とネイティブも適当に喋ります(笑)

 

どれくらいの文法が必要?

じゃあ、英語ができるようになるためには、中学英語の範囲を超えた文法って、何を覚えないといけないの?

 

「英語ができる」の定義が人によって違うとは思いますが、ここはあえて

 

・英語で事務仕事するのに困らないくらい

・IELTSで7.5取れるくらい ←このレベルは非ネイティブのゴール

 

くらいを「英語ができる」レベルとします☆

 

そしてそのレベルに届くのに必要な文法項目の学習は、「ドラゴン・イングリッシュ基本英文100」一冊でだいたいカバーできます☆

 

何度もいいますけど、「中学レベルの英語はだいたい分かっている」という前提条件がありますからね(笑)

 

ドラゴンイングリッシュの凄さ

 

 

この「ドラゴン・イングリッシュ基本英文100」、100の例文を暗記して英作文力をつけよう!という趣旨で作られた本なのですが、とにかく例文がめちゃくちゃいいんです!

 

私はTOEIC・IELTS対策のために、今年の初めからしばらく日本人の英語家庭教師を付けていたのですが、その先生に最初にやらされたのがこれでした。その先生は「英語を話せるようになりたい」って言ってくる人に、まずこの本を薦めるそうです。

 

そのまま会話やIELTSのライティングで使えそうな表現がたくさん入っているのはもちろん嬉しいのですが、短めの例文にやたら詳しい文法解説がついているので、英作文の参考書に見せかけて、実は影の英文法本なんです! 

 

例を一つあげると、

 

「電車で隣に座ったおばあちゃんに、どこまでいくのか尋ねられた。」

 

という例文があります☆

 

これの解答(暗記するべき英文)は

 

An elderly woman sitting next to me on the train asked me where I was going.

 

です☆

 

この1文に、英語を話すためのテクニック&覚えるべき文法事項がぎっしり詰まってます☆

 

  • 元の日本語は受動態だけど、自然な英語にするために主語を変えて能動態にする ( I was asked ~ではない)
  • 現在分詞で名詞の修飾 (woman sitting)
  • 間接疑問文の語順 (where I was~)
  • 未来の表現の使い分け ( will と be going to の違い)
  • 時制の一致 (asked だから was going )

 

↑高校レベルって言っても、このように中学レベルの復習もかなり多いので、中学レベルが不安な人でも効果はありますよ! ただ、ちょっと難しいと感じると思います。

 

100個の例文を覚えるだけでも英作文・英会話はかなり楽になりますが、それぞれの文についている解説もマジでレジェンドです! 私はこの本を読んでる途中、感動しまくりでした☆ なぜか他の人は分かってくれないけど(笑)

特に日本人がつまづきやすい時制に力を入れていて、本の半分くらいは時制に関する例文です。 私はこれで過去完了や仮定法まで一通り勉強できました。 最近はちょっと頑張って普段の会話でも過去完了や仮定法を使ってみるようにしています。

 

 

日本人英語特有の癖を意識できるようになる

他にもあるドラゴンイングリッシュの良いところは、英語の考え方が学べることだと思います。「日本語の感覚だと、ついこう言っちゃうけど、英語のルールではこれはNG。」という、普通の教科書ではあまり見かけないルールが沢山書いてあるんです。この「日本語と英語の考え方の違い」も100個の例文を通して何度も出てくるので、無理なく自然に学べて、英語の考え方が身につきます。

 

100個の例文をすべて覚えるころには、高校までの範囲を含めた重要な英文法・表現が一通り復習できるようになってます☆ しかも、難しい単語を使わずに、複雑なことを簡単に言う工夫が100文を通して学べるので、作文はもちろんですが、英会話にもものすごく役に立ちます

 

もう一つ例を出しますね。

 

日本語:中国の大都市ではコーヒーを飲む人の数が増えた。

 

以前の私なら、この文を見て、「数が増えた」から訳していたと思います。日本語の文の主語が「数」だからです。

増えるは、increase なので、

The number has increased. 「数が増えた。」

これにコーヒーを飲む人の~ を追加して、

The number of people who drink coffee in Chinese big cities has increased. 

こんな感じに直訳すると思います。別にこれも間違ってはいないと思いますけどね。

 

ドラゴンイングリッシュを読んだ後の今の私なら、次のように訳します。

More and more people drink coffee in Chinese big cities.

日本語の直訳ではないです。こっちの方が簡単だし自然ですね。 

 

じつは英検1級のライティングもこれでOK

ワーキングホリデーで語学学校に行くつもりなら、学校が始まる前にこの本を1冊しっかりやっておくと、最初から上級クラスに入れるんじゃないでしょうか。 多分この本の作者は、本当はもっと色々と詰め込みたかったんだと思いますが、重要度の高いものだけを厳選して、100個の短文という、「やろうと思えば暗記できるだろう」っていう量に凝縮しています。だから内容に無駄がないです。語学学校で学ぶ英文法は、この1冊ですべて足ります。

私に英語を教えてくれた日本人の先生によると、ここだけの話、なんと英検1級のライティング問題もドラゴンイングリッシュだけで対応できるらしいです。

 

例文覚えるの、そんなに量がないから難しくないのですが、付属のCDを聞きまくるとさらに楽に覚えられますので、文庫版よりもCD付きの単行本版をおすすめします☆ そんなに値段変わらないしね!

 

「中学英語だけじゃ不安」「やるなら完璧に」の精神でやたらと分厚い「ロイヤル英文法」とか「Forest」とかの本を買って読む人もいますが、一冊読み終わる頃には最初の方は当然として、中盤で呼んだ内容すらもすっかり忘れてしまって本末転倒でんぐり返しなので、薄っぺらい問題集などでサラッと重要な中学英文法だけを復習してからドラゴンイングリッシュをやるのをおススメします☆ でも悲しいかな、わざわざ遠回りする人が後を絶たないよね(>_<)

 

700ページ弱ある… これは読むものではなくて、辞書として使うものですね… 

 

まとめ

 

・文法の勉強が嫌いな人は、ドラゴンイングリッシュだけやろう!

・ワーキングホリデーに出発する前に100個の例文を暗記しよう!

 

 

ドラゴンイングリッシュの例文が「難しいな」と感じたら、さきにこちら↓をやるのがいいです☆

 

これは中学レベルの英文法と単語で日常的なことを、とにかく簡単に言うための本です。一つ一つの文はとても短いので、覚えるのに負担にならないし、やってるうちに中学レベルの文法が定着します! 英語で用を足せるようになるにはこの瞬間英作文。 もう少しレベルの高い抽象的な会話ができるようになるためのドラゴン・イングリッシュですね。

 

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こんな人が書いています。

ナタリー
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アラサーでNZにワーホリに来ました☆ 頑張って外国で生活してみます☆