慶応ボーイがワークビザを取れず、高卒の彼が永住権を取れた理由

慶応ボーイがワークビザを取れず、高卒の彼が永住権を取れた理由

最近、なんとなくこのまま旦那とニュージーランドに残れないかな~って思って、周りの人からビザをゲットした状況などのヒアリングをしています☆

私は根性ないし、「なんとなく残りたいな~」くらいの気持ちなので、無理そうならすぐ諦めそうですけどね(笑) どうしても日本に難民の旦那を連れて行くのはちょっと抵抗があるんですよね…かといって私がアフガニスタンとかドバイに行くのもちょっと…

アフガニスタンのヤバさはこちら↓を参考に

☆データでお手軽国家比較☆日本☆ニュージーランド☆ドバイ☆アフガニスタン☆

 

 

今日はニュージーランドのとある会社で一緒に働いていた二人の日本人の労働ビザ取得に関するお話をシェアします☆

 

あるところに二人の日本人の青年がいました。

 

片方はなんと慶応卒です。大学卒業後は大手の商社で3年弱ほど働いた後、急に海外に興味を持って、会社を辞めたのち、ニュージーランドにワーキングホリデーに来たAさんです。

 

もう一人は、高校卒業後しばらくは音楽に生きようとバンド活動をしつつ、友達のウェブサイト制作のお手伝いをしてるうちに、だんだんそれが本職になってしまったウェブデザイナーのBさんです。

 

Bさんの方がほんの少し年齢は高いです。この二人は趣味が合うのでとても仲がいいそうです。

それぞれ職種は違いますが、ニュージーランドでは同じ会社で働いていたこの二人、ワーホリビザが切れるタイミングで二人ともワークビザを申請しようとしました。

 

結果としては、慶応卒のAさんはワークビザは取れずに日本に帰国。一方、高卒のBさんはワークビザを取得、その1年後に永住権も取れました。

 

何が明暗を分けたのでしょう? 

 

 

職歴と学歴です☆

 

 

Aさんは大学では社会学を専攻していて、商社では営業をしていました。一方Bさんは、大学に行かない代わりに、合計で5年以上ウェブ開発の仕事に関わっていました。

 

ニュージーランドの移民局はその人の経歴を見て、総合的に「この人はNZに必要な人材か」という判断をし、ビザを発行します。

 

慶応大学卒業後、みんなが知ってる大手商社に就職という、日本だったら「すごーい!」ってなる経歴(少なくとも私は「超エリートじゃん!」って思いましたよ☆)は、残念ながらNZ移民局は評価しなかったんです。ちなみにAさんはエリートらしくTOEICも800点を超えてましたが、英語力はそこまで見られないようです。

 

Aさんはビザ・アドバイザーのところに行き、どうすればワークビザが取れるか聞いたのですが、アドバイザーに、「君の経歴じゃ無理だよ。学歴も職歴も中途半端だもん。」と断られます。 NZで学歴を評価する時に見られるのは、学校名ではなくて、「学部で何をしたか」でした。 学校名だけなら申し分ないはずの慶応大学ですが、残念ながら学校名や偏差値は重要じゃなくて、見られるのは「社会学」という専攻の方だったんです。

 

逆に学歴がなくても、手に職の技術を持っていて5年以上のまとまった経験のあるBさんは大いに評価されました。

 

日本国内だったら、人材としてはAさんの方が高い評価をされるんじゃないかな~って思うんです。若いし、学歴も職歴も申し分ないし。でも、一度日本から離れて国際的に見ると、この二人の評価は逆転してしまうんですね。

 

私の中の常識の壁がまたひとつ壊された気がしました♪

 

こういう感じの、日本国内だけでしか通じない価値観というものは、意外と多いかもしれないですね。海外に出ることで私が持っていた価値観が少し変わったというエピソードでした☆