私がIELTS6.5取った時に使った速読英単語シリーズの具体的な使い方
- 2018.09.03
- 英語学習
私は以前、IELTSで6.5 (≒TOEIC850)を取った時に速読英単語シリーズをやりまくったって書きました。今日は具体的にどんな風に使ったのか書こうと思います。全部丸暗記しただけですけど… これだけやったら誰でもTOEIC800超えるだろうっていう内容です(笑)
このブログで何度か速読英単語シリーズが英語の勉強にいいよって言ってるのですが、やっぱり今の自分の英語はこれに支えられていると思うので、もう一度推します☆
IELTS対策をするにあたって私はまず、友達に借りたZ会の「速読英単語1必修編」と「速読英熟語」の本文を丸暗記しました。
速読英単語必修編と速読英熟語
どっちも高校生向けのレベルなので、かなり読みやすかったのですが、特に「速読英熟語」は「これはとてもいい!」と思いました。 私は中学レベルの英文法はそれなりに身についていたのですが、高校から英語はあんまり勉強しなくなったので、高校レベルの構文とかはかなり微妙だったというか、ほとんど知らなかった&忘れてたんですね。 でもこの「速読英熟語」は中学校でやる構文・表現のおさらい+高校でやる主要な熟語や構文を網羅していたので、これを一冊読み終えた時点で、「自分では使いこなせないけど、文中に出てきたら認識できる」熟語や構文がめちゃくちゃ増えました。
日常会話で使われるのは、難しい単語よりも熟語
「速読英熟語」は、たぶんシリーズの中ではかなり英文のレベルが易しい方です。だから、英検3級レベルの人ならきっと読むのにそんなに苦労しないと思います。 「速読英単語」と同時にやってもいいですし、「速読英熟語」→「速読英単語」の順にやってもいいと思います。速読英単語シリーズで私が一番おすすめするのが「速読英熟語」です。英語って普段の会話では実は熟語がすごくよく使われるから、単語よりも先に熟語をある程度覚えないとリスニングが大変なんですよね。
「君達の仲って悪くないよね?」って英語で言う時、Is your relationship good? とか言わないです(NZ来たばかりの私はこう言ってました(笑))。特にネイティブはDo you get on ok with him? とか、Are you guys okay with each other? みたいな感じに、簡単な単語で成り立つ熟語を主に使ってきます。 スピーキングを重視するなら、先に熟語を攻めるのがいいと思いますよ。
速読速聴・英単語 Core1900
高校生向けの速読英単語2冊をやり込んだ私は次に、「速読速聴・英単語 Core1900 ver.5」をやりました。 これもそれぞれの文章を丸暗記するまで20回くらい音読して、その後2~3回ノートに書いたりして、最終的に日本語訳から英文を再現できるところまで暗記しました。 付属のCDも何度か聞いて、発音の確認もしました。 ちょこちょこ「速読英単語」「速読英熟語」にも出てくる単語・熟語があるので、復習にもなってよかったです。
ですが、実は「速読英単語」「速読英熟語」(両方ともTOEIC ~550レベル)から「速読・速聴英単語Core」(TOEIC700~800レベル)の間には結構なレベル差があるので、いきなり難しくなった!? と感じます。 それでも間に挟んでやった「ドラゴンイングリッシュ」のおかげで「文法的に分からない」という文はほとんどなかったです。 長文ずっと読んでると慣れるってのもありますけどね。 難しい単語と、つまらない文章の2重苦できつかったんですけど、それでもやり続けるとだんだん慣れます。 先に「速読英単語」と「速読英熟語」をやってなくていきなりこれから始めてたら、多分途中で折れてましたね。
ドラゴンイングリッシュについてはこちら↓
最低限の文法の勉強でIELTS6以上目指したい人はこれをやってみよう~ドラゴンイングリッシュ~
一番手こずったのですが、なんとかCoreの長文を暗記しました。この時点でニュージーランドの新聞で一般的なトピックなら、手こずるけど辞書なしで読めるようになりました(スラスラではないですが)。
Core1900のカバー範囲がかなりいい感じなので、ワーホリの目標が「帰国までに英字新聞を読めるようになる」とかなら、このCore1900で充分だと思います。 これを毎日少しずつ最初の半年くらいでやり終えて、その後の半年は実際の新聞を読んだりしてれば、おそらく帰国までにスターバックスで英字新聞をドヤ顔で読めるようになります。
私はTOEIC900以上が目標だったので、最後の仕上げに「速読速聴・英単語 Advanced 1100 ver.4」(TOEIC900レベル)をやりました。
速読速聴英単語Advanced
「速読英単語」「速読英熟語」と「Core」の本文は、そのままIELTSのライティングで使えそうな表現が沢山あったのと、なんとか理解できるレベルの文章だったので、丸暗記しましたが、「Advanced」だけは丸暗記しませんでした。 「Advanced」は他の教材と違って英文雑誌などの記事を加工せずにそのまま使っているため、文章のレベルが高すぎたのと、あと単純に一つの文章が長すぎたんです(笑)
「Core」までは、1つのチャプターの長文が実はギリギリ暗記できる程度の長さだったんですけど、「Advanced」は一つの文章が500単語以上あるので(雑誌の1ページ分くらい)、こんなんできるか~っ!と早々にさじを投げました。
解説を読みながら、ゆっくりなんとか理解はできるんですけど、表現が高度だから、自分で使ってる場面もあまり想像できませんでした。 なので本文丸暗記は諦めて、見出しの単語だけを覚えることを優先して、音読などをしながら直前1ヶ月でだだーっとやりました。
附属のCDを聞いて、リスニングだけで本文の内容がだいたい分かるようになったり、新しい単語を聴き取れたらOKみたいな感じで、前の3冊に比べるとかなりユルめにやりました。 なので、おそらく半分くらいしか頭に残ってないと思います。(今見返したら見事に半分くらい忘れてました。しっかりやっていればTOEIC900超えそうですね。)
それでも、難しくて長い文章を読むのに慣れるので、最初は暗号にしか見えなかったIELTSのリーディングがかなり楽になったと感じましたね(それでも難しいですよ)。 TOEICレベルの文章だったらAdvancedまでやるだけで、リーディングもリスニングもほとんど困らなくなるんじゃないでしょうか?
「速読・速聴英単語CORE」と「Advanced」の良いところ
英語を勉強している人には短文で単語を覚えられるDUOという英単語帳がとても人気なのですが、私はそれでも速読英単語を推します。もちろん自分に合った方をやるのが一番ですけど。
私が速読英単語シリーズを推す理由は2つあります。
ライティングの試験に強くなる
1つは、色々なテーマの長文に触れられるので、リーディングはもちろん、ライティングにも強くなることです。 IELTSや英検はTOEICと違ってライティングの試験があるのですが、ライティングのテーマは種類が多いから、自分にとってまったく興味がないテーマが出た場合、そのまま頭がフリーズしちゃいます。 「え、そんなこと、考えたこともなかったよ…っていうかどうでもいいよ。」って試験中に思っても、とりあえず書かないといけないですからね。 でも速読英単語は色々なテーマの長文があるので、「へ~今こういうことが世界で話題になってるんだ~」っていう知識がつきます。これが実はすっごく試験の時に役に立ちました。
リスニングに強くなる
2つめの理由は(これは私じゃなくて私の英語の先生が言ってたことですが)、長文を早く読む訓練をするとリスニング力が上がるというものです。リスニング力を上げるためにリスニングに特化した教材を使う人もいますが、正直リスニングの練習してもリスニング力はあんまり上がらないと思います。 なんでかというと、音だけ聞き分けることができても、聞いた音が同時に頭の中で文になって、同時進行でそれを理解できなければ、結局相手の言っていることを理解できないからです。
The man who suffers from diabetes underwent organ transplant surgery.
この文がニュースで読まれた時に、diabetes (糖尿病)という単語を知らない人が「ダイアビーティーズってなんだっけ? ビートルズ?」とか頭の中で考えている間にニュースキャスターは 最後の単語のsurgery.まで読み終えてます。 例え全部聞き取れたとしても、その瞬間に英文を大まかに理解しないと、どんどん話は進んでいくので、途中からまったく分かんなくなったりします。
速読英単語シリーズをすると、難しめの長い英文を一気に読んで理解する訓練ができるので、結果として私のリスニング力も上がったんだろうな~って思います。
速読英単語シリーズの文は段階を追って難しくなっていくので、いきなり上級レベルから始めるのはおススメしません。私はもしもCoreから始めていたら、間違いなく挫折していたと思います。
今のレベルが英検3級くらいなら
高校3年間でやった英語をまだ多少覚えているなら、上のふたつの代わりにこれでもいいらしいです↓
いまTOEICで500-600くらいあって、新聞を英語で読めるようになりたいなら
いまTOEIC800くらいあって、TOEIC900超えをしたいとか、IELTSで6.5以上必要とか、英語の雑誌を読めるようになりたい!というなら
という感じにやるのがいいと思いますよ☆
私はヒマな時間を最大限使って、毎日2時間くらいはこれをやっていたので、4ヶ月で4冊というメチャクチャなペースで勉強しましたけど、ワーホリ中に1日1時間を1年くらいかけてCore1900までをゆっくりやっても、帰るまでにTOEIC800点は超えると思いますよ♪
日本にいる方の場合だと、この速読英単語シリーズと並行してオンライン英会話をした方がいいと思います。私が単語を早く覚えられたのって、海外にいるから、実際に使ったり見たり聞いたりする機会が多いっていう理由もあります。日本にいるなら速読英単語シリーズを1単元やって、その次の日に20分間の英会話レッスン、という風にするのが効果的でしょうね。
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こんな人が書いています。
- アラサーでNZにワーホリに来ました☆ 頑張って外国で生活してみます☆
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