【The blonde one 2019】甘いセリフ一切なしで進んでいく二人の関係に萌える!【同性愛映画】

【The blonde one 2019】甘いセリフ一切なしで進んでいく二人の関係に萌える!【同性愛映画】

オラ―☆彡 スペイン語でこんにちは~☆ 前回紹介したMy Life with James Dean は一応はゲイ映画なんですけど、主人公がゲイであることはストーリーにそこまで関係なく、同性愛がテーマの映画というわけではなかったんですね。でも今回紹介するThe Blonde Oneはがっつり男同士の恋愛がテーマです。

 

The Blonde One 

~あらすじ~

舞台はブエノスアイレス。一人娘を育てるために、フアンの働く工場で新しく働き始めたガブリエル。「俺の家、部屋が空いてるから住んでもいいよ」とフアンに誘われ、二人は一緒に住むようになる。大人しくて自分からはあまり口を開かないガブリエル、外交的ですぐに彼女を作るフアン。正反対の二人は、一緒に暮らすうちに密かに惹かれあっていく。

 

 

感想ですけど、この映画、スッゴクよかったです(>_<)

 

ウオーーー!こういうのが観たかったんだよおお(笑)

 

主人公二人(とくにガブリエル)が、かなり好感の持てるキャラなんです。

無口なガブリエル

両親の家に預けてある幼い娘を育てるために出稼ぎに来ていて、私生活もパッとしないガブリエル。何を考えてるのかわからないし、あまり口を開かないから同僚からも「無口野郎」って言われているのですが、フアンから「飲みに行かない?」って誘われると無表情のまま「行く。」って言って、絶対に断らないんです。こんなん萌えるわっ(笑)

 

リア充なフアン

 

映画のかなり早い段階で二人は一線を越えるんですけど、誘うのはまさかのガブリエル。

 

ガブリエルとやっちゃった後もフアンは自分の彼女との付き合いを続けますし、友達がアパートにアポなしで遊びにきたらすぐに家にあげちゃうし、ガブリエルを家に置いてそのまま友達と遊びに行って戻ってこなかったりと、フアンはかなり自由というか、ガブリエルに対する気遣いが感じられないんです。そして自分が男と寝ていることは周囲に隠しておきたいフアン。

 

勝手に友達を招き入れたり、女の子とイチャイチャしはじめるフアン
イチャイチャし始めるフアンを見るガブリエル

「俺はこういう人間なんだ。いまさら変われない。」って、このセリフだけで伝わってくるフアンの人間性…。でもガブリエルはそんなフアンに対して文句を一切いいません。 ぞんざいに扱われても、体だけの関係でも、ガブリエルは文句を言わないし、フアンから誘われたら「いいよ」とだけ言って毎回応じるんです。

 

「ビール飲みに行く?」ってフアンから誘われて「うん」っていうガブリエル

そんな二人ですが、一緒に時間を過ごしているうちに関係は少しずつ進展していきます。あまり喋らないガブリエルも少しずつフアンに自分の話をするようになって、フアンの方も自分の話をして、二人の関係はどんどん深いところでつながっていきます。

 

ここから先はネタバレになるので言いませんが、この映画はホント良かったです。男女の恋愛だと主に会話によって関係が進むと思うんですけど、マッチョ文化のある南米人だからなのか、あんまり多くを語らない男しか出てこないので、二人の関係がどのあたりにあるのかが、すっごく微妙で分かりにくいんです。フアンとガブリエルの間に会話は最低限しかありません。一緒に音楽を聴いたり、テレビを見たり、二人の関係についての話をほぼしないまま、距離だけが近づいていくんですね。

そして会話がロクにない分、感情は表情の変化で表すしかないんですけど、このガブリエルってやつは終始無表情だから分かりやすい感情表現が全然ないんです(>_<)  

なんだコレ、めっちゃムズいやん…って映画観ながら思っていたのですが、そんなことなかったです。無表情なのに、なぜか感情が表に出てる(笑) ガブリエルが何を感じてるか分かる(笑) 

役者が上手いのか監督の見せ方が上手いのか…たぶん両方ですね。 感情を表に出さないガブリエルですが、映画の後半で静かに無言で感情を表します。そのシーンがまた泣けるんです(T_T)

ちなみに18歳未満禁止のシーンはガッツリ出てきます☆

顔の濃い南米男達の恋愛映画が観たかったらどうぞ! めっちゃおススメです。

 

 

こんな人が書いています。

ナタリー
ナタリー
アラサーでNZにワーホリに来ました☆ 頑張って外国で生活してみます☆