英単語の発音はどうしてこんなメチャクチャなの?

英単語の発音はどうしてこんなメチャクチャなの?

前回の続きなんですけど、英単語のスペルと発音にどうしてこんなに規則性がないのか…それは英語の歴史に答えがあります☆ ってこんなこと言っておきながら私もエキスパートじゃないんで(笑)間違えてたらごめんなさい☆ 人から聞いた話なんです☆

 

英語はもともとはドイツ語でした☆

というかドイツ語の方言の一つでした☆

ドイツ

なので基本単語などはドイツ語に似たものが沢山あるらしいですね☆

試しにグーグル翻訳で「Welcome to Japan.」をドイツ語に翻訳してみると、

 

「Willkommen in Japan.」

おお、似てる!

ちなみにフランス語だと…

「Bienvenue au Japon.」

全然違いますね☆

スペイン語では…?

「Bienvenido a Japón.」

スペイン語はフランス語に似てますね☆

 

そして、その後(今の)イギリス人達はスカンジナビア半島に移動し、ノルウェー語とかの影響を受けます☆

少しドイツ語から離れて、他の話者が混ざることで文法が簡略化されるんですね☆

第二外国語でスペイン語やドイツ語を選択した方ならご存知かと思いますが(ちなみに私は中国語を選択したので存じ上げませんでした☆)、英語以外のヨーロッパ系言語って、動詞の活用が現在形だけで6種類もあったりするみたいですね☆

英語で「私は話す」は I speak.

スペイン語だと Yo hablo. 

なのですが、主語によってこのhabloという単語が6種類に変化します☆ 覚えるの大変そう…

英語 スペイン語
I speak.Yo hablo.
You speak.あなたTu hablas.
She speaks.彼女Ella habla.
We speak.私たちNosotros hablamos.
You speak.あなた達Vosotros hablais.
They speak.彼女らEllos hablan.

これはスペイン語だけでなくて、フランス語やドイツ語でも同じです☆ ずっと昔の英語もこんな感じだったそうです☆ ですが、他の民族と交わることで話し言葉がどんどん簡略化されて、今にいたります☆ 複雑な活用があった時のなごりで未だにheやsheの時はspeakがspeaksに変わるんですね~☆ この活用も、もしかしたら将来的には無くなるかもしれませんね☆ アメリカのラッパーとかがよく「She don’t understand me.」とか歌っているらしいので…

 

 

その後色々あって、イギリスでは上流階級の公用語としてフランス語が使われる時代が来ます☆

フランス語はラテン語にとても近く、英語にはない複雑な概念を表す単語(政治・哲学関連とか)が沢山あったので、小難しい話をする時はフランス語が使われていたんですね☆  その後英語にはなかった単語がフランス語からどんどん借用され、英語として定着していくのですが、この時になんとかなり多くのフランス単語のスペルは英語用に直されずに英語として使われることになります☆

どういうことかと言うと…例えばスペイン語ではphotoという単語は fotoになります☆

外国語を自国語に入れる時に、自国語の書き方と発音に直したんですね☆

phという書き方はスペイン語にはないからfotoになりました☆ でも英語はそのまま”photo”として取り入れました☆ 混乱の元です☆

英語の hour (時間)という単語、hの音は発音せずにアワーと読みますね☆ このhourはもともとフランス語から(もしくはギリシャ語がオリジナルでフランス語を介して)来た単語です☆ そしてフランス語ではhの音は発音しないので、その影響があって英語でもhourのhは発音しません☆

 

実に現代の英語の30%はフランス語の単語です☆ それらの単語のスペルは英語風に直されたものもあれば、フランス語そのままのものもいっぱい!

 

そして英語の中で使われるフランス語単語も、「英語風に発音されるもの」と「フランス語の発音そのまま」のものが混在するようになりました☆

結果として似たようなスペルなのに発音が大きく違う!またはその逆!っていう単語が沢山存在するんですね☆ 英語風に読むケースとフランス語風に読むケースがそれぞれ違うから☆

同じ時期に英語話者の間で母音の使い方が大きく変わる現象が起こります☆

Mike (昔の発音)ミケ → (今の発音)マイク “イ”の音が”アイ”に!

Make  マケ→ メイク   “ア”の音が”エイ”に!

このせいでただでさえ面倒な発音に更なる混乱が(笑)

 

もう修復不可能(笑)

 

ところで、キーウィのなまりはこの昔の英語に少し近いところがあります☆ 都会の人はそうでもないのですが、田舎に住んでいるキーウィの方はaをアメリカ英語みたいに「エイ」ではなくて「ア」と発音することが多いです☆ 実際に私は「data(データ)」を「ダータ」と言う人や、「Pay(ペイ)」を「パイ」と言う人に会ったことがあります☆  だからどうだって話なんですが(笑)

 

こんな人が書いています。

ナタリー
ナタリー
アラサーでNZにワーホリに来ました☆ 頑張って外国で生活してみます☆