「お前は本当にANALだな」って言われた夏 ~You are so analの意味~

「お前は本当にANALだな」って言われた夏 ~You are so analの意味~

 

あれは1年ほど前だったでしょうか…若さの溢れる日本人男子たちが私の前を歩いていました☆ 制服を着ていたので、私立高校の修学旅行だったと思います。 日本語でお喋りをしている彼らは、そのすぐ後ろを歩くお姉さんが日本人だとは思っていないのでしょう。本来小声ですべき話をひたすら大声でしています☆

 

男子A「肛門って英語でなんていうの?」

男子B「ア〇ル!ア〇ル!ア〇ル!」←オークランドで1番人が多いストリートの中心で愛を叫ぶ日本人高校生

男子C「前に先生が言ってたけど、ア〇ルは「肛門の」っていう意味の形容詞だから、正確には肛門はア〇ルじゃなくて、アヌスっていうんだぞ。」

男子B「お前ってなんでも知ってるよな」

男子A「スギちゃんすげー!さすが英語5!」

 

私もスギちゃんの博識ぶりに感動してしまいました。

ついでに「キーウィの人達は普段はAsshole(意味:ケツの穴、読み方:麻生)って単語をよく使うよ!アヌスはエイナスって読むんだよっ!」って教えてあげたかったのですが、おそらく1ミリも望まれていないのでやめました。

通りすがりの美人でアラサーの知らないお姉さんから肛門についてレクチャー受けるのは高校生にはまだ早すぎるよね☆

 

英語には、「嫌な奴」という意味の単語がたくさんあります。有名なのはJerkですが、麻生Assholeもかなりの頻度で使われます。単にAss(意味:しり)とだけ言う場合もあります。NZ英語かな~と思っていましたが、アメリカドラマ等でもよく使われるので、きっと英語圏の共通のスラングなのでしょう。

例: You are such an asshole!  お前は本当に嫌なやつだよな!

He’s an ass. アイツはやな奴だよ。

 

 

昨日、この高校生たちのことをふと思い出してしまいました。

 

モハメドの友達のアラムさんには高校生の女の子がいます。この週末にアラムさんの家に遊びに行った時、娘のナハルちゃんの宿題をナタリー少し手伝ってあげてよと頼まれました。 宿題は600単語くらいの環境問題に関するレポートで、ところどころ適切なデータを追加するという、大学でやるレポートの準備段階みたいなレベルの問題でした。

 

私が手伝ってあげたのは、エクセルで簡単な表やグラフを作ってレポートに挿入するところです。 エクセルって1クリックで簡単に色々なグラフが作れちゃいますし、大抵はそれで満足いくものが出てきます。でも、出てきたものが気に入らなかった場合、そこからのデザインの変更や細かいラベルの編集は意外と面倒くさいんですよね。

 

ナハルちゃんはデフォルトで出てきたグラフに満足していたのですが、「いや、ここを変えた方がもっと見やすい。」「ここにラベル貼らないと分かりにくいかも」「どうせなら100点を狙おう」とおせっかい心を全開にして細かいところを変えていく私。さっさと宿題を終わらせたいナハルちゃんと反対に、私はアラムさんの家でヒマを持て余していた&子供の前でいいカッコしたかったというのもあったと思います。

 

そんな私を見てハミッド(モハメドの友達)が言いました。

 

「お前は本当にAnalだな。」

 

え?

 

私、嫌な奴じゃないもんっ(むしろハミッドの方が最低のカス)

 

とか

 

スギちゃんも言ってたけど、analは「肛門の」っていう意味だから、正しくは「ass」の方でしょうっ

 

などなど頭の中で言いたいことがグルグルと1秒ほど回った末、反射的に私はハミッドに「You are an asshole!!」と言いました。 

 

「ええ?!俺が一体何したって言うんだよ?」と去っていくハミッド。

 

横で笑うナハルちゃん。

 

私「この私のことをAssholeって言うなんて、やはりハミッドはカス。」

 

ナハルちゃん「え、ハミッドはナタリーのことをAssholeなんて言ってないよ。」

 

私「え、でもアイツ、さっき私をanalだって」

 

ナハルちゃん「ハミッドの言ったanalっていうのはそっちの意味じゃなくて…」

 

You are so anal. She is so anal. ってどういう意味??

 

anal

【形】

  1. 《解剖》肛門の
  2. 《精神医学》肛門期の◆フロイト心理学における発達の第2段階の◆
  3. 《精神医学》肛門性格の、きちょうめんな、潔癖性の、どうでもよいことに執着する◆

英辞郎より☆

 

3. 《精神医学》肛門性格のきちょうめんな、潔癖性の、どうでもよいことに執着する

 

肛門性格って何?っていうのは置いておいて、つまり、analっていうのは「細かいところにやたらとこだわる」「神経質な」っていう意味だったのですね…! 

 

例文:

I’m really anal about organizing stuff on my computer. : コンピューターのファイル整理って、徹底的にやらないと気が済まないんだ。 -  英辞郎より

 

こんな使い方があったんだ☆

 

いや、私も「ほぼ英語ネイティブのハミッドが日本の高校生みたいな文法ミスをするのはおかしい」とか、「いくらハミッドでも、高校生の女の子がいるところで突然ひわいなことを言ってくるのはさすがにちょっと変かな」とか、少しは違和感があったんですけどね!

 

なのに自分の中で早合点してハミッドのことをasshole呼ばわりしてしまった私。私の心、汚れすぎ。

 

~ハミッドの視点から会話を再現~

ハミッド「お前はきちょうめんだな~」

私「お前はカスだけどなっ!

ハミッド「え、俺なんかまずいこと言った?」

 

って、これじゃあ私の方が麻生じゃん(>_<)

 

いや、それでもハミッドはassholeな事実には変わりないからいいか…しかし今日あの瞬間においてはハミッドに落ち度はない…

 

というわけで謝りました☆ いつもはアイツが悪いけど、今日は私が悪いわ。